独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

ラパロと深い川

今日鳴らないはずのLINEが鳴りました。


どうせ宅配便のお知らせとか、厚労省からの新型コロナの調査依頼とかもしくは姉からと思ったら、疎遠になっていた知り合いからでした。


どうやらメッセージの履歴を全て消してしまったようで、誰だか不安だったので確認の意味で名前だけ「○○??」と送ってくれました。


聞けば、
今入院中で・・・盲腸で手術したそう。
盲腸って薬で散らせるのかと思っていたけど、手術もまだやってるのですね。


おそらく入院中で暇だったので、連絡くれたのでしょう。


彼は一人暮らし、友達はたくさんいるけど両親も亡くなっており兄弟もいません。
たしか犬を2匹買っていたと思うので、犬はどうしてるの?と聞くと、
友達に世話をお願いしたとのこと。


友人の多い人だし、深い付き合いをしている仲の人もいるようなので何の不思議もありませんが、
彼の話を聞き、自分に置き換えてみました。


僕がもし急に入院をしたとして。
もし犬を飼っていたとして。


着替えや洗面用具を取りに行ってもらえるような友人・知人はいません。
たとえお金を払うからとしても、まず頼めるような人がいません。
そして犬の世話を頼めるような友人・知人もいません。


このような時、年老いた親父や仕事・家庭をそれぞれ持っている兄弟に頼らざるを得なくなります。


人は一人では生きられない。
分かってる。


久しぶりに彼とのやりとりを通し、自分と比較。
彼と僕の現実世界の境遇や環境の違いに、自分には誰もいない現実を改めて感じました。


僕は犬は飼えないと思うし、車の中にいつでも入院セットを準備しておかなくてはならないと思う。