独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

姥捨て山と楢山節考

動物が好きな方、これから先は読まないでください。


書くかどうか躊躇ったのですが、批判の意見も覚悟して正直に書きます。


子猫が生まれたというので、実家に子猫を見に行ってきました。


もともと実家では2匹の雄猫を飼っており、その後親父がエサをあげたことから2匹の親子の野良猫(母親猫とその子ども)が住み着き、実家には合わせて4匹の猫がいました。


今回子猫を生んだのは、その親父がエサをあげたことにより住み着いた母親猫です。


一か月ほど前に生まれたようで、だいぶ大きくなったと思い会いに行ってきました。


3匹生まれたものの1匹は死んでしまったそうで、2匹いたのですがめちゃくちゃかわいいです。
でも今回はそれは置いておいて。


じゃあ全部で6匹飼うの?と親父に尋ねると、
「母親猫とその子どもは捨ててきた」という衝撃的な言葉を聞きました。


一瞬耳を疑いましたが、昨日近所に捨ててきたところ母親猫が帰ってきてしまったため、さらに遠い隣町まで行き捨ててきたというのです。
そしたら二度目、また母親猫が帰ってきたというのです。
子ども猫の方は帰って来ていないそうです。


かわいい子猫2匹は飼い、
それほど愛着のない母親猫とその子ども猫は邪魔なため捨てる。
6匹も飼えないということなのでしょう。
親父だけでなく姉の意見でもあるはずです。


わが家族ながら動物の命をなんだと思っているのだろう。
怒りを通り越して呆れて絶句しました。
邪魔になれば、まるで物を捨てるように動物も捨てる。


子どもを産むということや動物を飼うということは、相手に責任を持つということなはずです。
嫌になったからといって、簡単に投げ出していいものではない。
はい、やーめたとはいかない。


それなのに


隣町にある実家の畑に捨ててきたそうです。
なぜなら今後畑には頻繁に行くため、その際にエサをあげることが出来るからという親父の言い分です。


それなら初めからエサなんかあげなければ家に居着くこともなかったはずであり、
言い訳や罪滅ぼし、罪悪感を拭うことにはなりません。


我が家族ながら、命をこんな簡単に捨てられるんだなって。