独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

山口香と物言い

今日は仕事でちょっと理不尽なことを言われることがありました。
上司も関わる出来事であったため報告すると、
「それは言い返して良かったと思う。だってこっちに落ち度はないし、やることはやってるんだから」と共感してくれました。

自分もこればっかりは言い返せばよかったと、後で猛烈に後悔しました。
つい物事を円滑に進めようとしてしまいますが、今回のことについては言い返すべきであったと。

そんな時に、先日のリオオリンピックでNHKの特番に解説者としてよく出ていた元柔道選手、山口香氏のお見事、まさにあっぱれな一言を思い出しました。

今回のオリンピックでは、連日どこかの特番で岩崎恭子さんが出ており、その恩恵を受けた一人だと思いますが、山口氏もオリンピックの柔道番組では必ずと言っていいほど出てきますので、顔や声に記憶がある人も多いと思います。

このお方です。

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全日本選手権10連覇を達成し、ソウル五輪で日本女子柔道界初となる銅メダルを獲得したパイオニアだそうです。
まさにレジェンドですね。

谷本歩実選手の北京オリンピック決勝での解説も記憶に新しいところです。

 

電光石火の内股 谷本歩実 - YouTube


2:00のところでの山口氏の「おおっと、内股一本!」がいいですよね。

やっと本題ですが、
リオオリンピックでは日本柔道復活と題し、連日のメダルに日本中が沸いていたと思います。
そして、連日山口氏もNHKの特番に出ていましたが、柔道最終日、男子100Kg超級の決勝戦。
日本の原沢選手は決勝で負けました。

その決勝戦の相手が、現世界王者のリネール。彼は原沢選手とまともに組もうとせず、原沢選手が組手をとってもすぐに切ってばかり。お互いほとんど技を繰り出すことのないまま試合は終了。指導を取られていた原沢選手が負けました。

この試合についてコメントを求められた山口氏。

リネールはオリンピック連覇がかかっており、「なるべくリスクを冒さないような試合運びしていた」ということを配慮をしたうえで、この試合について

「柔道競技最後の試合が、男女14階級全て見た中で、一番最低な試合でした」

とぶったぎりました 爆

大蔵☆FT on Twitter: "女子柔道先駆者、山口香氏のお言葉;



山口氏よ、よく言った!!!

審判がもっと試合を動かすべきだったと、審判の責任にも言及。
一刀両断、バッサリです。

「見ていた人たちも皆そう思ったはず。これで柔道人気が出るのか。
 なんだ、柔道って手でちちくりあってるだけじゃないかと」

2人のNHKアナウンサーが思わず「厳しいお言葉・・・」と顔を見合わせて戸惑っているのが見てわかります 笑
面白すぎます。

テレビで、それもNHKでここまでばっさりぶった切ってくれると痛快ですね。
痛快すぎて思わず笑ってしまいました。


山口氏は源氏、JOC理事やら大学准教授やら全日本強化委員などもされているそうです。

納得できないことにしっかり提言できる山口氏。
自分も今日のようなことは多々あるので、動画を繰り返し見て山口氏から学ぼうと思います。
正論を言い返せずもやもやするくらいなら、背負い投げで1本取ってしまった方がいいですね。