独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

三宅宏実と涙腺崩壊

重量挙げの三宅宏実選手が銅メダルを獲得しました。

前回の銀メダルよりも色は落ちましたが、2大会連続のメダル獲得は
素晴らしいと思います。

4大会連続の出場は、この競技の特性を考えるとそれだけでも凄いことですし、
コーチでもあるお父さんとの二人三脚は苦労もたくさんあったことでしょう。

私の知っている人にも、重量挙げでオリンピックに出場した人が
います。
周りはサッカー・野球・バスケットなど、花形の人気のあるスポーツをやる人が多く、選択肢はたくさんあるのに、なぜ重量挙げを選んだのか。

重いバーベルを持ち上げる。

誰よりも重いバーベルを持ち上げる。

そのことに魅力を感じたのか。
重量挙げこそ、ほんと一瞬の、その一瞬に誰よりも重いバーベルを挙げるために
日々トレーニングをしているのだと思うと、その精神力も並大抵ではないと想像がつきます。


重量挙げをテレビで見る機会って、このオリンピックの時くらいしかありませんが、
三宅選手のバーベルを持ち上げた瞬間に浮かべる「笑み」。
笑ってバランスを取るのでしょうか。


私はオリンピックやその総集編を見ていて、勝った選手の笑顔よりも負けた選手の涙に
グっときてしまいます。
たとえ負けたとしても、とても綺麗な涙。

8年前の北京オリンピックの映像です。
何度見ても1分34秒からの三宅選手に涙が止まりません。
バーベルを落としてしまう時の表情。

時折この動画を見ては泣いています。

北京オリンピック - YouTube

www.youtube.com



そして、三宅選手から続く陸上の松宮選手の競技中に靴が脱げる場面。

試合後のインタビューで「靴が脱げても脱げていなくても、いまの自分はこういう結果」と話した松宮選手に胸を打たれました。
結果をアクシデントのせいにせず、自分が弱かったからと認める姿勢。




思えば、自分はいつも何かのせいにして生きているような気がします。
何があっても、自分で責任をとるような生き方をしないといけない。

私は朝起きるとまず今日1日を諦めます。
それでも、諦めた1日でも自分の人生は誰も肩代わりしてくれませんので、
自分で責任をとるしかありません。