独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

妬みと嫉み

家にいても何もすることがない。


だから現実逃避のためにひたすら航空券の安いチケットがないかを探している。


来年のゴールデンウィーク
並びがよく、2日休めば9連休という人も多いと思う。
サービス業や接客業の人からすれば「ふざけんな」と思うだろうが。

 

そういう自分もカレンダー通りの休み。

 

 

今年のGWは家から一歩も出ず、行楽地やショッピングモールの賑わいと道路の渋滞情報を見ていて気が狂いそうになった。
時間だけはあるのに、出かける用事も会う相手もない。
賑わう世間に比例して自分は独りだということが鮮明になるだけ。



来年のGWも同じ思考に陥ることは目に見えている。
だから日本にいると頭がおかしくなりそうなので海外に逃避したい。
でもGWの航空券とっくに競争が始まっており、すでに高騰している。



5月3〜6日の仕事を休まなくてもよい日程skysccanerで検索すると・・・

 

例えば近場の台湾。

日系やエバー、チャイナエアラインキャセイだとすでに5~7万越え
LCCでも3〜4万


タイのバンコクだと、
LCC直行でも7〜8万
日系やタイ航空だと8~10万越え
その他経由便も7〜8万

そんな中光るのがマレーシア航空。
54000円でまだチケットが出てます。
経由便になりますが、乗り継ぎも悪くありません。


航空券の超高いGWに55000円でバンコクに行けるなら御の字ではないか。


あとは、タダでも乗りたくないと思っていた中国系。
理由はサービスうんぬんというよりも、大陸の人と過ごすのが苦痛だから。
でも中国国際航空(エアチャイナ)がビジネスクラスシンガポールバンコク行きを
10万前後で出している。


日系エコノミーと変わらない値段。
ビジネスクラスならうるさい民もいないだろう。



こんなことを考え日々の時間を潰している。


ただ、まだポチっとする勇気がでない。


日本にいてもどうにもならないなら、大金払って海外に行けばあの漆黒の闇から逃れられるのに。


こんなクソみたいな考え。


人間辞めておもちゃの兵隊になりたい。

コインロッカーとズートピア

親父から電話がかかってきました。
姪っ子が七五三とのこと。


僕は3人兄弟で、兄と姉がいます。


兄は、今度子どもが鼓笛隊としてお祭りで演奏するらしく、それを親父を連れて見せに行ってくれるそうです。


姉はハロウィンで何かするようで、その準備に忙しいようです。


同じ兄弟でも、上の2人はそれぞれ家庭を持ち人生を楽しんでいる。


僕は友人も恋人もいない。
趣味も生きがいもない。
いつか死ぬその日をただ二酸化炭素を排出して待っているだけ。


たまに趣味は何ですか?と聞かれると答えに困ります。


旅は好きだけど、年に2~3回しか出来ないものを趣味とは言いにくい。


釣り、車、ファッション、映画、酒、スポーツ、アニメ、料理、食べ歩き・・・etc


なんでもいい。


生きがいとなるような何かを若い時に見つけておくべきだった。

柵と蜘蛛の巣

まだ10月だというのに僕の住む地方も朝晩かなり寒いです。


特に夜。


こたつも2週間前に出しましたし、最近は夜に暖房もつけています。


自分は風呂や温泉が好きなので、実家にいる頃は必ず毎晩湯舟に浸かっていました。

2~30分は浸かっているので、よく「風呂が長い」と親兄弟から言われたものです。

でも一人暮らしを始めてからは、プロパンガスの料金の高さに驚き湯舟を溜めるのを控えシャワーで済ませています。

普通に毎日風呂を溜めたら、ガス料金は一月で1万円を超えるでしょう。



思います。


そこまで節約して何になるんだろ、と。


お湯に浸かりたいなら、そのくらいケチらずやればいいじゃないか、と。


それでも今夜もシャワー。


そんな自分の小ささが時に息苦しくなります。


そういうところから少しずつ変えていけたらちょっとは生きやすくなるのだと思う。


分かっていてしないだけだ。

サバの缶詰と一人酒

ども。


タニタの体組成計に乗ったら、
体脂肪率8.6%、体内年齢20歳と表示され「年齢の割には良い値じゃね?」と誰かに話したいと思ったものの、誰も話す相手がいなかった者です。


先日スーパーで買い物をしている際、サバの味噌煮の缶詰を大量にまとめ買いしている初老の男性がいました。


おそらく同じおひとりさまでしょうか。
30年後の自分を見ているようです。


おじさんに自分の未来の姿を重ね合わせ、今まで買ったことのなかったサバの缶詰を初めて買ってみました。そのおじさんが買っていたものと同じのを1つ。

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感想は・・・美味しかったです。

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小さい頃からあまり缶詰を食べる習慣がなかったのでこれまで一人暮らしをしていても缶詰には手を出して来なかったのですが、おひとりさま男性の強い味方ですね。


ついに自分もここに辿り着いたようです。


サバの缶詰を酒の肴に一杯。
お酒はぬるめの燗がいい。


人生の色々なことを一つずつあきらめて、ぬるめの燗と酒の肴があれば生きていける男になりたい。


まずは酒が飲めるようにならないと。

バラと都

先日のYAHOO!ニュースで下の記事を見ました。

 

headlines.yahoo.co.jp





老後の海外移住先として人気のタイ・チェンマイ孤独死が続出しているとのこと。


海外で孤独死


記事を読むと、イメージしている海外で素敵なバラ色の老後というよりは、日本や親戚との繋がりもなく、孤独死しても遺体の引き取りや葬儀代を出してくれる親戚・家族もいないため、大使館が右往左往するといった内容です。



悲惨です。


自分は海外好きですが、移住したいとは思いません。
自分一人でその全てのことに責任持てないですから。


自分は将来親戚などに迷惑かけずに済むよう、
看取りしてくれる老人ホームで死ねるよう、
毎月給料の半分を貯金しています。


誰の役にも何の役にも立たない人間ですから、せめて最期くらいは誰かに迷惑をかけたくないと思っています。


海外移住。
素敵な響きですが、ちゃんと仲の良い親戚・家族が日本にいる人か、もしくは有り余るお金のある人が責任をもってする娯楽の一種だと感じました。

トンジルとトンズラ

ども。


昨日実家に行った際に親父に「明日近所の農産物直売所で豚汁が朝9時から無料でもらえるらしいよ」と伝えたら「そんなのは別にどうでもいい」と一蹴された独男です。


それでもノコノコ行ってきましたよ、朝9時に 笑
雨の中 笑
これで一食浮いたぜ。

 

タダより高いものはないと言いますが、他に何もすることないですし。


そこそこ混んでいましたが、まぁチラっと周囲を見渡しても同年代の男が一人で来てる姿はなかったですね。
近所のおじさん・おばさんたちばっかでした。


当然か 笑


もちろん豚汁(2杯)だけいただいてトンズラしてきたわけではなく、ブロッコリーやほうれん草などの野菜と、おやつに塩豆大福を買ってきました。
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豆大福でいいのに、なんで塩つけるんだろ。


豚汁で一食浮いたけれど、心は浮かない地に足のつかないような気分の1日でした。

便所と神様

NHKの「72時間」。


ドキュメンタリー好きな自分が毎週見ている番組。
昨日は渋谷のスマホ修理店が舞台でした。


番組の最後で「今一番大切なものはなんですか?」との問いに、「スマホ」と答えている人がいました。


スマホか、と思いました。


自分はスマホを持ったことがありません。
欲しいと思ったこともありません。


この時代になんでだろう、と自問。


それはスマホを持ったとしても、ラインをする友人や恋人もいないし、便利なアプリを使って人生を豊かにする気力もない。


人との繋がりがないからなんだと思います。


きっと友達や恋人がいたら僕もとっくにスマホを持っていたことでしょう。


毎日朝起きて飯食って便所でうんこして仕事行って、
帰ってきたらまた飯食って風呂入って寝るだけの生活。


携帯が壊れそうだから次は初めてスマホを買おうかと考えている。


でも買ったらもっと虚しくなるだけと思うような気もしている。


便所にはそれはそれは素敵な女神様がいるという。


今は毎朝うんこが出て快便な自分は、それだけで幸せなのかもしれない。