独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

従妹とカズン

この前の日曜日に87歳の叔母の家に行きました。


髪の毛切ってあげたり、頼まれた買い物したり、身の回りのことをして。
週6でヘルパーさんが来ているので、ヘルパーさんが出来ないことを少し。


そこでおばから絶対に他言するなと釘を刺されたうえで、僕のいとこが癌になったということを聞きました。


そのいとことは小さい頃から疎遠で、たまに冠婚葬祭の時に顔を合わせる程度。


彼女の父親はギャンブルなどで借金を重ね、母親(僕の親父の姉)は体が弱く病気がち、弟は重度の知的・身体障害を持って生まれてきたため常時介護が必要な状態で、父親の借金等でいつも大変な生活を強いられていることは親から聞いて幼心に大変だなぁと思っていました。


親戚のなかでも疎遠だったのですが、大人になり彼女が警察官をやっているイケメンの好青年と結婚したということを聞き、親戚中が喜んでいたのを僕も知っていました。


数年前に親戚の葬儀の際に久しぶりに見かけましたが、2人の子どもを連れ、たしかに背が高くてスラーとした旦那さんと4人家族でとても幸せそうでした。
噂によれば、子ども2人は超英才で学年TOPの成績なんだとか。


そんな従妹が癌になった。


まだ40歳くらいなはず。
おばは眉間を指して「ここの癌なんだって。誰にも言うなよ」と言いました。
おばも高齢なのでよく分からないのでしょう。
眉間を指していたので鼻の癌か頭蓋内の癌なのでしょうか。


昨年の夏ごろに手術をして、今は抗がん剤治療をしているとのことでした。
おそらく、疎遠になっている親戚の誰かにそのような連絡があったのかもしれません。


日本人の二人に一人が癌になる時代。
けして他人事ではありません。


疎遠ないとこを思い、胸が痛くなりました。