独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

朝焼けと朝靄

朝9時頃車を運転していたら、手を繋ぎながらパン屋から出て歩いていくカップルの後ろ姿が目に入りました。


手には買ったばかりの焼き立てパンが入っていると思われる袋を持っていました。


恋人なのか夫婦なのかは知る術もないけれど、
一緒に焼き立てパンを買いに来て、
これからコーヒーでも淹れて一緒に食べるのでしょう。


二人の後ろ姿を眺めながらそんなことを思い、
素敵な朝食だな~と考えていました。


何気ない日常の一コマなんだけど、
休みの日に焼き立てのパンを大切な人と食べるとか。


気づきにくいけれど、幸せってそういう何気ないことなんだろうな。


ただいまって帰ってきたら電気が点いていたり、おかえりって言ってくれる家族がいたり。
僕は多くのことを望んでいたわけではないけれど、そういう日常の些細な幸せを誰かと共有することには恵まれなかったな。