誠実と不誠実
♪あなたから目が離せない 雨の降る夜にはビリージョエル♪
学生の頃、英語の授業で洋楽を聴いて、虫食いされている歌詞を埋めるというものがあった。
学生でも一度は耳にしたことのあるような有名な曲ばかりが採用されていたけど、
その一つにビリージョエルの「Stranger」がチョイスされていた。
でもね。
僕の中でビリージョエルといえば「Honesty」であり、最高の名曲だ。
そして孤高なひとりぼっち族の味方の曲でもある。
僕は英語教師のチョイスに納得がいかず、直談判したことがある。
「先生、なぜオネスティーではなくストレンジャーなのですか」
もちろん「Stranger」の方がセールス的にも知名度的にも上でしょうよ。
それは分かってる。
でもどうしても納得できなくて。
めんどくせー奴って思われただろうな。
世の中不誠実なことばかりで溢れている。
僕だってそうだ。
でも本当は誠実な人でありたいと願う。
人間に一番必要なのは「誠実」だと思うからだ。
数あるビリージョエルの作品の中でオネスティはセールス的にもそれほど振るわず、アメリカ版のベストアルバムでは収録もされていないという。
しかし日本では人気があり、日本版では「オネスティ」が収録されているという。
納得だよね。
豊かゆえに不誠実なこの社会。
そんな時聴きたくなる。
ビリーは若い頃から心の病を患い、それとの闘いだったようです。
とても繊細な人なんだろうな。
じゃなきゃこんな歌詞書けないよね。
「誠実」とはなんて虚しい言葉だ
誰もがあまりに不誠実だから
梅宮アンナの元彼で昔よくワイドショーを賑わしてた人は誠意大将軍って自分のこと言ってたけど、今は沖縄の刑務所入ってるね。