出口と崩壊①
先日「自分も病気にさえなっていなければ、きっと今も彼らと同じところで働いていたはずです。」とブログに記しました。
当時、自分の病気が発覚し医師から「毎日決まった時間に薬を飲むことが必要で、薬が効かなくなるか、もしくは死ぬまで治療が必要」と言われたことで、色々なことを考慮したうえで当時の職場で働き続けることは無理だと判断しました。
職場に病気のことを伝えることは出来ませんでした。
その時は辞めるという選択肢しかなく、年度末をもっての辞意を伝えました。
もちろん病気が理由とは言わず、適当な何かを言って。
それが10月頃だったでしょうか。
年が明けた頃、上の人から呼ばれ、違う事業所への異動の話をいただきました。
これっぽっちも予想していなかったことでした。
迷いましたが、まだ次の仕事も見つかっておらず、また通勤距離が大幅に短縮されることから、ありがたく異動の話を受けさせてもらいました。
そこであれば病気を隠して働けると思ったのが一番の理由です。
今の職場は前にやっていた仕事内容とはかなり違うため、一から覚えることが多かったですし、人間関係もストレスフルですが、異動前よりは時間の余裕をもって働けるところで体力的にも楽でした。
捨てる神がいれば、拾う神もいるのだなと当時は思ったものでした。
そうして病気と共に始まった新しい生活でしたが、新しい環境にも慣れてきたころ、不穏な空気を目にします。