ぬか床と手紙
職場のパートさんにぬか床をいただきました。
いつも仕事で頼みごとをしたりしてお世話になっているので、夏の旅行のおみやげを少しばかり渡したのですが、その後「ぬか漬け好き?」と聞かれ「大好きです」と答えると、後日ナスが3本漬かったぬか床をそのままくれました。
母親を早くに亡くしている自分にとっては、まさにおふくろの味。
いくらお金を出しても手に入れられないものです。
一緒に添えられた手紙には「いつもお仕事ご苦労様」と書かれていました。
おもわず「じーん」としてしまいました。
たまにすれ違って立ち話をすると「いいから早く結婚しなさい」と言われるのですが、それもこれも含めて、心配してくれているのだと思います。
そのパートさんの同居している長男も独身らしいので親心というか。
少し酸味のきいたナスのぬか漬けを食べながらパートさんのやさしさを感じていました。