今と昔
先日数か月ぶりに親父と職場以外から携帯が鳴りました。
前の職場の同期と後輩からでした。
一緒に飲んでいて、「あいつ今なにしてるんだろ」という話題になったようです。
異動になって以来なので、数年ぶりです。
懐かしく感じて、前の職場の現状や近況などを教えてもらいました。
聞けば後輩はこの3月末で仕事を辞め、4月からは違うところで働くとのこと。
自分も病気にさえなっていなければ、きっと今も彼らと同じところで働いていたはずです。
同期の多くは結婚やら転職やらで辞めてしまい、数えるくらいしか残っていないそうです。
ふと「あの頃」を思い出し、胸の奥が熱くなりました。
病気になる前。
仕事に誇りを持ち、いつか父親となる普通の生活を夢みていた日々。
昔の話です。
槍と鎧
出勤し、駐車場に車を停めて会社まで向かっていたところ、違う部署の人と一緒になりました。僕より5歳くらい年下の人です。
手にはランチバッグをぶら下げていました。
その人は普段弁当をとって食べているので珍しいと思い、「あれ今日は弁当ですか?」と聞いたところ、どうやら弁当会社がなにかの事情でしばらく配達出来ないらしく、奥さんが作ってくれたとのこと。
彼はたしか、まだ産まれて数ヶ月の赤ちゃんがいたはず。
奥さんも子育てに追われて大変な中、愛する旦那のためにいつもより早起きして手作り弁当を作ったのでしょうか。
彼の手には愛妻弁当。
僕の手にはセルフ弁当。
同じ弁当であっても、そこに愛情というスパイスは効いていません。
愛妻弁当はきっと冷めてもおいしいのだろうな、と思いました。
僕がどれだけお金を出しても買えない弁当です。
surpriseとsurprice
HISの子会社である旅行代理店のSurpr!ceで2周年セールが始まりました。
航空券もしくはホテル+航空券の購入時に5000円クーポンが使用できます(一部の航空会社は除く)。
3月22日~4月3日までの間に予約する必要があるようです。
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年に数回のセールでは今回のような3000~5000円クーポンの利用が誰でも出来るため、これを利用すると安く航空券の購入が出来ます。
ちなみに7月の海の日の3連休に1日有給を取って4連休にしたとして、
成田発バンコク行きのベトナム航空ですと、
7月15日成田発(ハノイ経由)ー7月17日バンコク発(ホーチミン経由)の日程では、
¥33、410⇒28、410になります。
直行便の成田発タイ航空だと、
¥54,230⇒49230です。
どちらも激安ですね・・・。
自分なら時間がかかってもベトナム航空で行きたいです。
自分は1月のセール時にこの日程でマレーシア航空のジョホールバル行きを購入してしまったので、今回は見送らざるをえませんが、もしジョホール行きを買ってなかったら、即決でこのチケットを買ってたと思います。
どうせならバンコクの方がいいので。
フライングしちゃった・・・ってかんじです。
そんな夏の予定なんてまだ分からないよ、という方がほとんどだと思いますが、予定がわかっている方はお得に購入できるチャンスではないかと。
自分はたとえ旅行に行けなくても航空券を買うという行為に夢を見ることが出来てストレス解消になるので、買ったことで満足してます。
なお、購入後のキャンセルは全額払い戻しなし+さらに手数料ということがほとんどですのでお気を付けください。
ノルマと生きる価値
僕の父親は大腸がんで抗がん剤治療をしているのですが、抗がん剤を止めようと思っているという話がありました。
主治医と相談し、決めたとのこと。
親父は大腸がんが再発して以来、ずっと手術と抗がん剤治療を繰り返しています。
再発ということは、死ぬか抗がん剤が効かなくなるまで治療を続けなければならないわけで、今回の決断は自らの命綱を断つような意味をもちます。
いわば、延命治療を中止するわけです。
母はすでに10年前に同じ大腸がんで他界しているので、親父には少しでも長く生きてもらいたいと思っています。
しかしその思いとは逆に、
親父が死ねば「親より先に死ぬという最大の親不孝をしない」というノルマを達成することが出来ます。
僕自身が生きている意味もなくなるので「今の自分の病気治療を止めて人生を終わりに出来る」という最低な思いがあることも事実です。
言葉では父に「長生きしてよな」なんて偽善ぶっているのに。
僕は薬に生かされており、治療薬を飲まなければ数年で死ぬと医師から言われています。
親父と同じように、自分にも「治療を止める」という選択肢があるわけです。
出来ることなら早くこの世から幕を引きたい。
そんなことばかり考えています。
三途の川を渡る舟のチケットはどこで売っているのだろう。
星と王子様
昨日から今日にかけて小学校4年生の甥っ子がアパートへ泊まりに来ました。
昨日お彼岸の線香上げに兄貴家族が実家へ来たので、自分も実家で夕ご飯をごちそうになってきました。
兄夫婦は4人子どもがいるのですが、他の3人はクラブ活動やらで色々忙しいらしく、2番目の4年生のみがおじいちゃんち、いわゆる僕の実家に泊まることになったのですが、アパートに泊まりに来たいと言ってくれたため、連れてきました。
一緒に風呂に入り、一緒の布団で寝て、一緒に朝ご飯を食べて。
昼間はゲームセンター行って遊ばせて31アイス食べてきました。
1日お父さん体験です。
一緒の布団で誰かと寝るなんていつ以来だろう。
甥っ子の寝顔と温もりに様々な感情が交差します。
風が強くて星がきれいに輝いて見えた夜、甥っ子は僕の王子様でした。