読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

親父と癌

今日父親が入院しました。

大腸がんの再発で、抗がん剤治療目的です。

私はすでに母を亡くしています。
母も癌でした。
父は4年前に大腸がんが見つかり、当時すでにかなり進行している状態でした。

手術をして、その後ずっと抗がん剤をしていたのですが、一度抗がん剤を止めて様子をみていたところ、今回の再発となりました。
その間にも、胃に穴があいて緊急手術をしたりと紆余曲折でしたが、再発が見つかり、なんとかとれるところは手術でとってもらいたいという本人の希望もあり、先月に手術をしてもらい、今回が再発後初回の抗がん剤治療になります。

前回の抗がん剤治療で色々な種類の薬を使ってしまっているため、もはや使える抗がん剤の種類が限られているようで、医師も悩んでおられました。

小さい頃母親大好きだった自分は、その反面父親のことが苦手であまり一緒に遊んだり出かけた記憶はありません。
母が死んでから親のありがたみ・かけがえのない存在だということに気づき、それ以降は関係も良好なのですが、抗がん剤治療はかなり大変なようで、副作用に苦しむ父をみることは息子としても辛いものです。

今回は3泊4日で、初回だけ入院してやるそうです。

この先親父に待っている道が今まで以上に険しいものであることは間違いありません。

昨年の秋ごろ、抗がん剤治療を一度止めていた親父に行きたいところはあるか聞いたところ、「姫路城」と答えました。
ちょうど平成の大修理を終えて、よくテレビなどで取り上げられていた頃です。
色々調べたりもしたのですが、結局話は流れてしまい実現せずのままでした。
こうなるのなら、無理矢理にでもあの時連れていけばよかったなと思いました。
あの時、連れていかなかったらきっと後悔することになるだろうなと思っていましたが、やはり後悔しています。

私は思うのですが、親孝行とは本当は親のためにするものではなく、自分の為にするものではないかと思います。親が喜ぶ顔が見たいから、親が死んだあとも自分の心の中で生き続ける思い出をつくる為に行うものではないかと。

私は今後自分で家族をつくることは出来ないと思うので、
今私の家族でいてくれる父には長生きしてほしいものです。