上杉と上原
昨日は午後から夜までずっとTBSで「音楽の日」という番組が放送されていました。
僕の世代に活躍した歌手やグループがたくさん出ていて懐かしかったのですが、
個人的にすっげー驚きが。
僕が中学生の頃は、小室ファミリーが大活躍しているのと並行しビーイング系アーティストというのが大ヒットを飛ばしていました。
例えば、ZARD・大黒摩季・DEEN・T-BOLAN・WANDS・TUBE・B’z etc・・・・
30代後半~40代以上であれば誰もが知っている人たちばかり。
でね、僕は男性ボーカリストの中で一番歌が上手いのは、元WANDSのボーカリストである上杉昇だとずっと思っていまして。
この人。
僕と同年代であれば皆さん知っているし、それこそこの当時ってめちゃくちゃクールでイケメン。
ミポリンの「世界中の誰よりきっと」でコラボしていて、その時は裏方ってイメージだったけど、同じ時期にミポリンと平行して「もっとつよく抱きしめたなら」が徐々にヒットチャートを駆け上がり1位になったのを当時の記憶としてよく覚えてる。
大ヒットを飛ばし一躍スターダムへ。
WANDSの曲ってキーが高くて、カラオケとか行っても難しくてなかなか歌えないんですよ。
5曲くらい100万枚売れた大ヒット曲があるけど、それもムズいの。
上杉さんはWANDSが絶頂期を過ぎた頃にWANDS脱退し、それ以降テレビで見かけることはなくなりました。
そして僕もWANDSを忘れていたつい最近、WANDSが新しいボーカリストを迎え再始動したというのをなにかのニュースで見て。
へーそうなんだーって思ってたのですけど、その新生WANDSが昨日「音楽の日」に出て「世界が終わるまでは」を披露したのです。
全然期待しないで見てたのですが、
良い意味で期待を裏切られ、ほんと感動しました。
いやね、もうそれこそよくこのボーカル見つけてきたな、って。
なぜなら上杉昇に声質も歌い方もそっくりなんです。
マジでびびった。
今までいろんな人歌ってるの見たけど、ここまで上手い人初めて。
新しいボーカルは上原大史さんという方らしいのですが、
きっと自分の発声とか歌唱法みたいなのってあるはずで、ここまで上杉昇に似せて歌ってるのもおそらく「わざと、あえて」なんだと思う。
自分らしさとかは出さず、あえて似せてる。
きっと上杉昇がボーカルを務めていた頃のWANDSの曲の世界観とかを表現するため。
リスペクトしてるからこそなのかなって。
というわけで、久しぶりにとても良いものを見せてもらいました。
マジでテレビ見て久しぶりに「おー!!!」って興奮した。
上杉さん、見た目は「これがあのWANDSだった上杉昇」とは分からないほど変わっているけど、歌声は全然変わってないんです!!!
ほんとすごい。
これが最近のです。
マジすごい声出てる。
あの頃はよかった。
そしてこういう青春時代を懐かしむことを気軽に話せる同級生が一人もいない自分を寂しく思う。