独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

走馬灯と豆電球

今日仕事で取引先へ行くと、前の職場での同期に偶然再会しました。


正真正銘の同期。
見た目は全然変わっていなくてすぐに分かりました。
〇〇くん?って言ったらすぐに気づいてくれて。
何年振りだろう。
僕が今の職場に異動になって以来だから約6年ぶり?


僕は20代後半で転職しているため、彼はその転職の時の同期。
2回目の同期ってやつ。


向こうは忙しかったため2~3分しか話は出来ませんでしたが、仕事は大変そうでした。


〇〇結婚は?と聞かれ、「まだ一人だよ~」と答えると、「俺は結婚して2歳の子どもがいるよ」とのこと。
仕事は大変だけど、家族のために頑張るお父さんの顔をしていました。


たくさんの懐かしさと少しばかりの嬉しさと。
20人近くいた同期も今や半分以上が辞め、もう数えるほどしか残っていないそう。


久しぶりの同期との再会。
辛い辛い1年目を励ましあいながら愚痴を言いあいながら乗り越えた仲です。
仕事でも私生活でも幸せになって欲しい。


そんな気持ちで彼の後ろ姿を見送りました。


僕もこの病気になっていなかったら、今もまだ同じ職場で働いていたのだろうか。
そんなことを考えながら少しだけ延びた陽を見上げ職場まで車を走らせました。