独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

破れたポケットと折れたラケット

今日は午後から有給を取り自分の病気の定期通院に行ってきました。


いつもと同じような問診。
風邪をひいて抗生物質を飲んだことを伝えると、風邪に対して抗生物質はあまり意味がないそうです。


そもそも風邪といわれるものはウイルスが原因であることが多く、抗菌薬である抗生物質ではウイルスには効かないため、普通の風邪なら抗生物質は処方しないと。
こじらせて肺炎とかにならないよう、予防的に処方することはあるけれどと聞きました。


なんとなく抗生物質飲んだ方が早く治るような気がするのですが、気のせいなんですかね。


そして診察の最後に主治医が来年病院を異動になるということを聞きました。


僕の病気は特殊なため診察できる医師が限られています。
今は地域の基幹となる大きな総合病院へ行っていますが、県内有数のこの病院でも僕の
病気を診ることが出来るのはこの医師一人だけ。


今の病院においても今後も週に一度は外来に出るそうなのですが、
何かあった時に対応が出来なると言われました。
たとえば入院が必要になった時などに。


幸いなことに県内の病院へ異動されるようなので通える距離ではあるのですが、
異動先の病院には神経内科や脳外科、内科しかないので、たとえばそれ以外の病気に罹ったり手術が必要になった時などにはそこでは対応出来ない。
他部門との連携がないから。


僕は病気の治療に多額な費用がかかることから公費負担を受けています。
もしも病院を変更するならば、それに伴い手続きも必要になります。z

 

その主治医の異動に伴い着いて行くか、今の病院で週に一回(おそらくバイト的な感じなんだと)の外来日で継続して診てもらうか。


また次回の受診の時に決めましょうということになりました。


診察室を出ると大きくため息をつきました。


病院の玄関を出ると、来た時よりも大きな強風が吹いていました。


このまま僕という存在自体吹き飛ばしてくれたらいいのにと思い車に乗り込みました。