独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

2019年夏休み第二弾 ウクライナ・ジョージア・イスタンブール旅行記⑥(絶景!天空の教会へ続く道はラピュタチックなカズベキ編)

ジョージア2日目はトビリシから北へ3時間のロシアとの国境にも近いカズベキへ日帰りで行って来た。


ここカズベキにはジョージア観光のハイライトである天国に一番近い教会」と形容される教会があるんです。


そのキャッチフレーズ、日本人なら大好物でしょ 笑
それなら天国に近づいて来ましょ!


カズベキ行きのミニバスが出ているのは地下鉄Didube駅に隣接してるミニバス乗り場から。

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ちなみにミニバスはこのあたりでは「マルシュルートカ」っていいます。
乗り合いバンみたいなやつ
ミニバスとかバスじゃ通じないです。


朝一番で駅に着いたのは8時半頃。
旅中は早起きだぜw


先輩方の書かれたブログの情報では客引きが声かけてくるはず・・・


と思ってたらさっそくキタキタ 笑



カズベキまでノンストップのマルシュルートカは一人10リラ。
運転手個人でやってる乗り合いタクシーだと人数が集まれば一人15リラで、途中の見所に3か所くらい寄って、写真撮らせてくれたりするらしいって事前情報でした。


で、声かけてきた客引きの乗り合いタクシーのおっちゃんに値段聞くと20リラって言う。


さっそくぼってきてんじゃん・・・。
まぁ分かりきってるけどさ~。


なもんで、「昨日友達が15リラで乗り合いタクシーで行ったって聞いたけど」って返したら、


怖い顔で「No」。


でもこっちもひるまず15リラじゃないと乗らないって強く出る。
なめんなっつーの。


でもおっちゃんも引かない。


そしたらもう出発するから乗らないならいいって、他の乗客6人乗せた日産セレナでエンジンかけてリアルに出発しようとした・・・。
しかも他の乗客も20リラ払ってるぽい。


え、マジか・・・
これマジでダメなやつじゃん・・・


ここで一瞬冷静になって考える。


僕は短期旅行者。
「時は金なり」なはずです。
たった5ラリ(200円くらい)のために意地を張ると、次の乗り合いタクシーやマルシュルートカがいつ出発するかも分からない・・・


カズベキまで往復6時間。
こうして今すぐに出発できるなら、時間再優先に今このセレナに乗るべきでは???
逆に待ち時間ゼロで幸運だったのでは???


と冷静に頭の中のそろばんをはじき、20リラ払って乗り込んだ・・・。


他はスペインとかポーランドとかウクライナからの旅人が同乗してました。


もう笑っちゃうくらいビュンビュン日産セレナを飛ばすんで超怖いんですけど、途中のビュースポットに3か所寄ってくれます。


一か所目。

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二か所目。

割愛 笑

三カ所目。

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もうこのあたりですでにかなりの絶景。
このロシアとの友好記念碑?はパラグライダーやってたり、地元の農家の人が果物やお土産売っててかなり賑わってました!


そこで独男はあるフルーツを見つけます。
日本でいう、アメリカンチェリー的なやつ。
やば、
これ大好物なやつじゃん!
おばちゃん私の庭で採れたのよ!だって~
試食もさせてくれたよ。

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でもチェリー食べすぎて次の日お腹下したのはご愛敬ってことで 笑


で、トビリシから色々寄り道すること約3時間半でカズベキに到着!
この旅のメインディッシュといっても過言でないところ!!!

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マルシュルートカとか、乗り合いタクシーが到着する広場から、山の上にちょこんと小さく目指すものが見える 笑


あれあれw
分かります??山のてっぺんにあるの。

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あれがこれからトレッキングするツミンダサメバ教会。
別名「天国にもっとも近い教会」なんだってさー


でもってこのカズベキの町の景観も素晴らしいんだ。
湧き水が汲めるこんな水道もあります。

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実はツミンダサメバ教会へは車道が通っていて、タクシーでも行けちゃうんだけど、
今は8月で最強に最強のハイシーズン!
歩いても1時間半くらいで登れちゃうから、歩いてトレッキングで向かう人もたくさん!
特にバックパッカー系の人はね!


ってなわけで、よっしゃ!
俺もトレッキングで登る!
うっすら鍛えてる成果を発揮するときだぜw


ただ、このトレッキング特に地図とかないので先の人に着いていくか、maps.meで道を確認しながら行くと確実です。
ま、なくても普通に迷うことはなさそうだけど。


ただ一つだけ。
トレッキングで行くなら途中でmaps.meの地図だと2通りの道があるのですが、
断然左側の川沿いに登ってくルートがおすすめ!


そっち側からじゃないと、絶景ポジションの教会の写真は撮れませんw
なので結果そっち選んで正解やった。


前日は雨だったみたいなんだけど、今日は晴天!
最高に良い天気!


けっこう急な勾配もあるけど、久々の山登りにワクワク!

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楽しすぎて途中何度も立ち止まって振り返って絶景を確認する 笑

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そこで僕はシータの隠れ家を見つける・・・
「シ、シーターーーーー!」

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これラピュタっぽいわ~。

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そして・・・・


ついに・・・・


天国に一番近い教会「ツミンダサメバ教会」が視野に!!!

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どーん!!

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遠くから見るツミンダサメバ教会の存在も、教会から眺めるカズベキの山や町の景色も、どちらも素敵だった。
ここまで来て良かった、そう思える景色でした。

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写真へたくそで伝わらずすみません。

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しばし教会からの景色を堪能した後は、15:30発のマルシュルートカに乗るために下山します。


途中で同じタクシーのメンバーだったウクライナ人の旅人に再会したけど、20kgくらいあるバックパック背負って汗だくだった・・・。
ウクライナ行った直後ってこともあって親近感沸いて色々話したけど、めちゃくちゃいい奴だった!


で、帰りのマルシュルートカなんだけど、
15:20分くらいに到着したら「もうフルブッキングだ、次は18:00発だとか言われる」。


え・・・
マジで・・・
ありえん・・・


ってひどく落ち込んでると、目の前に停まってる15人乗りくらいのミニバスに何人かが乗り込む姿が目に映る。。。


もしやと思い乗客の姉ちゃんに聞くと、これに乗ってトビリシへ行くという。
値段尋ねると「10ラリ」だって・・・。


・・・・。


おい、このくそったれ 怒


あの親父ども嘘つきやがって 怒


これが15:30発のマルシュなんじゃんか。


マジでそういう嘘やめてほしい。


あいつら乗り合いタクシーの運転手だったからさ。
そうやって乗客だまそうとするんだよね。


ウクライナでぼったくられたりすることはなかったけど、
ジョージアは観光立国なこともあって、時々こういう奴がいた。


で、帰りはノンストップなので3時間でトビリシに到着。


ほんと行って良かったカズベキ!

 

なんだろ、おとぎ話の国に迷い込んだみたいだった。

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カズベキの町自体がもう絶景の中にあって、トレッキングとか好きな人には最高だと思う。
教会はもちろんだけど、この山岳地帯の景色やゆったりとした時間の流れ。


ジョージアの山岳地帯は他にもメスティアをはじめとしたおとぎの国のような小さい町がたくさんあって、時間があったらゆっくり周りたかったなってそう思った。


バックパッカーやってたあの頃に来ておけばよかったジョージア
そしてコーカサス