独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

矛盾と午後の遺言状

今日の午後、職場でとある文書が回ってきました。


それには次のようなことが書かれていました。
障害者雇用促進法により、一定数の障害者を雇用することが国から求められている。
障害者手帳を所持している社員で申告していない者は、申告するように。ただし、これは強制力のあるものではなく、あくまで任意によるもの」と。


僕は障害者手帳を所持しています。
そして多額の治療費にかかる助成を自治体から受けています。
しかし職場の人をはじめ、誰にもそのことは伝えていません。


知っているのは主治医とこのブログを読んでくださる方たちだけ。
正確には会社の保険関係の担当者には医療費の公費負担を受けていることを伝えてあるので知っていることになります。


このような文書が回ってきたところで「はいそうですか」と手を挙げて名乗り出る人がどのくらいいるのでしょうか。
出来るならとっくにやっているはずだ。
出来ないから生きづらさを感じているんだって。


皆さんの税金を使って処方された薬で生きさせてもらって、
なのに社会の役に立つどころか生きていたくない、生きる意味が分からないとブログに綴って。


矛盾してる。
激しく矛盾している。


職場を出て駐車場までの道で空を見上げてみた。
分厚い雲に覆われた空からは、涙のような雨がポツポツ落ちてきていた。