独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

恭子ちゃんと水たまりの女

昔、旅先で会った人に恭子ちゃんという人がいました。
関西方面の人でした。


恭子ちゃんは付き合っていた人に振られる際、次のように言われたと話していました。

「お前、水たまりみたいや」

それはどういう意味なのか、と尋ねたそうです。

彼から返ってきた言葉は

「浅いねん」。


人として浅い、ということだったようです。
恭子ちゃんはこの言葉が旅に出たきっかけの一つだと言っていました。
世界を自分の目で見て、見聞を広めたいと。


自分もつい先日タイでバカンスしてきたばかりですが、そんな余韻は一瞬で吹っ飛ぶほど日本の現実に戻ることは簡単です。
ゆえにやっと1週間が終わった・・・とぐったり。


つくづく自分も「水たまりみたいな男だな」と感じる日々。
水たまりでも透き通って水面がキラキラ反射するならいいけど、僕は濁った泥水です。