独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

KABAとIKKO

日本テレビで放送されている「ダウンタウンDX」。
先週はオール「おネエ」特集で、芸能界で活躍する人気おネエたちがたくさん出演していました。


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番組内で、最近性転換し戸籍も女性へ変更して正真正銘「女性」となったKABAちゃんに対してIKKOさんが次のように苦言を呈していました。

「整形しすぎ。どれだけやってもなりたい顔にはなれない。」

KABAちゃんは「なるわよ!」と反撃していましたが、
たしかにKABAちゃんの整形は「やりすぎ感」があると思います。
年齢的にも現在47歳だそうです。
どれだけ整えても、加齢という現実は襲ってくる。

IKKOさんはアンチエイジングに力を入れてはいるが整形はしないと決めていて、
かつらの下ではテープで皮膚を上にあげていると実際に見せていました。


「人は理想を追い求めてしまうけれど、すべてが自分の思い通りにはならない。」

きっとIKKOさんはそのことをよく分かっているのだと思います。

僕はかつて接客業をしていた頃にIKKOさんのインタビュー記事を読んだことがあるのですが、IKKOさんは美容師としてかなりの努力をしてきた人であり、多くの大女優から指名されるほどのヘアメイクさんでした。今でこそテレビではバカなキャラクターで人気ですが、もともとはその業界では一目置かれるほどの美容師です。
僕は、超一流のヘアメイク・美容家なのにテレビであそこまでバカ出来るIKKOさんを逆にすごいな~と思っていつも見ています。


いまのKABAちゃんに必要なのは腕の良い美容整形外科医ではなく、しっかりカウンセリングをしてくれる精神科医なのかもしれません。

自分でブレーキがかけられないのだとしたら、誰かが止めてあげなければなりません。
KABAちゃんにはそういう人たちが周りにいました。
本当の幸せは「理想の顔」に近づけることではなく、そういう友人たちが周りにいるということではないか。

ふとそんな風に思いました。