チャイルドとシート
この連休は天気が良く、毎日布団を干したり洗濯をしています。
日差しの温かい午後、ベランダに干した布団を取り込もうとすると、アパートの駐車場で男性がチャイルドシートを持っていました。
その数秒後に女性が現れ、両腕に赤ちゃんを抱いていました。
「あ、産まれたんだ」そう思いました。
前からアパートの駐車場に止まっている軽自動車に「お腹に赤ちゃんがいます」と書かれたシールが貼られていたり、すれ違った時にお腹も大きかったので、住人の女性が妊娠していることは知っていました。
新しい家族が増え3人で迎える新年は、きっと喜びもひとしおじゃないかと思います。
幸せそうにチャイルドシートを車内に取り付ける男性と、大事そうに赤ちゃんを抱っこする女性のカップル。いや、家族。
赤ちゃんじゃまだチャイルドシートは使えないでしょうけどね。
同じアパートに住む住人同志でも、こうも違うものでしょうか。
僕は自分一人で寝るためだけの布団を急いで取り込み、彼らの幸せから隠れるように急いでカーテンを閉めました。
年末年始でもどこに出かける予定も誰に会う予定もない自分は、今夜も寝る布団をいつもよりちょっとだけ丁寧に畳の上に敷きました。