トランスアジア航空解散とエアアジア
今週台湾の航空会社のトランスアジア航空の解散というニュースがありました。
突然21日に22日からの日本線の全便運休を発表しましたが、当日や今週に旅行を予定していた人にとってみれば目もあてられません。
ちゃんと他社便に振り替えてもらえたのでしょうか・・・。
先の予約をもっていた人には払い戻しの措置がとられているようですが。。。
近年の2度の大きな事故によるイメージの悪化や、その賠償等でかなり経営状況は悪かったようですが、LCCではなくフルサービスキャリアなのにもかかわらず値段はLCCと同等か、LCCよりも安かったりしたので、自分も購入を検討したことがあります。
しかし、この解散という言葉。
倒産ということなのでしょうけど、会社でも「解散」って言葉を用いるのですね。
台湾は大手航空会社もLCCも日本全国各地から台湾へ就航していますから、その価格競争も激しいのだと思います。
話は変わり、アジア地区のLCCの代表格ともいうべきエアアジア。
自分は二度とエアアジア使わない・買わないと決めた出来事があります。
昨年ですが、成田ークアラルンプール、クアラルンプールーコタ・バルの往復チケットを購入していたのですが、突然成田ークアラルンプール線の廃止が発表されたのです。
不採算路線はどんどん見直し廃止するのはLCCとしては当然の経営戦略であり、そういったリスクもあると了承したうえでLCCのチケットを購入することも必要だとは思いますが、エアアジアが提示してきた保証は以下の2つ。
①羽田ークアラもしくは成田ーバンコク経由ークアラに振り替え
②購入金額を半年以内にエアアジアの予約で使えるクーポンとして付与
でした。
はーーーーーーーーー????
全額現金で払い戻しがないじゃん???
路線廃止は仕方ない。
ならば違う路線で振り替えか、全額返金でしょ・・・。
それがエアアジアの予約でのみ使えるクーポンですと?しかも期限が半年?
ありえません。
激怒です。
しかも予約内容が勝手に変更されており、SWといった日本の混雑時期での予約であったため、もともとの予定していた日よりも数日ずれた日付になっていました。
ただでさえやっとのことで休みをくっつけて弾丸に近い日程を組んでいるため、日にちの変更など無理。
すぐに当時の日本のコールセンターに電話して猛抗議しますが、一切の融通は利きません。
日本のコールセンターではマニュアル通りの対応しかできない、その一辺倒です。
電話口のお姉さんも悪気があるわけではないので仕方ありませんが、これではらちがあかない。
次なる一手はエアアジアのサイトからメールで猛抗議です。
たしか日本語で送っても、向こうで専用部署で翻訳してくれるシステムであったと思いますが、英語で猛抗議。
こういうことは海外の場合交渉というか、粘り強く言い続けなければなりません。
日本のように、故・三波春夫のように「お客様は神様」精神などありませんから、引いたらこちらの負けです。
その結果、全額返金を勝ち取り(当然ですが)数か月後に口座に返金されました。
ただでさえ旅行の予定がおじゃんになっただけでなく、無駄な労力を使い、二度とエアアジアは買わない・使わないと決めた出来事でした。
私が好むセブパシフィック航空もしかりです。
自分はセブパシは国際線2回、国内線1回利用してまだトラブルに会ったことはないですが、トラブル時の対応はひどいとネットで見たことがあります。
よく安心をお金で買う意味で、値段が高くても対応のしっかりしている大手航空会社がよいと言われますが、それも納得できます。
ただし、これも日本的な考え方が強く、LCCというのはそういうもの、国によっては大手であっても親切でない国もあると常に心に留めておく必要はあると思っています。
何を優先するのかは自分の価値観次第ですが、それでも明日からもう運航しませんという今回のトランスアジア航空の発表は、日本から台湾、そして台湾から日本への旅行を楽しみにしていた人にとってはあまりにも突然すぎる、ひどい対応だなと思いました。