キセキノハナと奇跡の花
この曲は僕の泣き歌ソングNo1で。
昔日テレの夜22時からやってたドキュメンタリー番組「スーパーテレビ情報最前線」のエンディング曲でした。
この番組はよくホストやホステスとかを題材にしており、「いわゆる人生に苦悩している人」を追いかけていてその人生模様をテレビを通して見ていました。
この曲を大音量で聴いていた時に、たまたま部屋に来た母親が「すごい声だね」と言ったのを覚えています。
母親ががんで余命を宣告された時の僕は定職についておらず、バイトもしていないプー太郎でした。
自分のやりたいことがなく、将来についての目標も何もありませんでした。
自分をこの世に生んでくれた母親が死に、人は皆必ずいつか死ぬということを身をもって知りました。
いつか~しよう、いつか~に行こう、いつか~を買いたい。
でもそのいつかは永遠に来ないかもしれない。
僕の母はいつか北海道に行きたいと元気な頃に話していました。
僕はいつか連れて行ってあげるねと話していました。
でも母親は北海道に行くことはなく、僕も連れて行ってあげることもなく、そのいつかは永遠に来ませんでした。
だから今やりたいことがあるのならやろう。
そう思ってバックパッカーとして世界放浪の旅に出たのが20代半ば。
そんな時によく聴いていたのがこの「キセキノハナ」
明日も来年も10年先も100年先もずっと隣にいるからね、というサビの歌詞。
ここの「先も」の裏声のところが鳥肌がたつほど圧巻の歌声。
久しぶりに聴いてもやっぱりよくて。
普通に恋愛が出来てるうちに一度でいいからこんなセリフ言ってみたかったな。
ってアラフォーのおっさんがキモい 笑