独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

救急車と連帯保証人

昨日の夕方に突然の姉からの着信。


電話に出ると青ざめた声で「お父さんが倒れて意識がない。すぐに来て」


車ですぐに駆け付けます。


親父は洗面所で横たわっており、僕が駆け付けた時には意識が戻っていました。
受け答えはしっかりしており、脈もしっかり触れます。
血圧も問題なし。


親父に確認すると普段から血糖値は低めと話すので低血糖で倒れたのかとも思い、甘いジュースを飲ませます。
すこし休ませて起き上がらせると大丈夫そうでした、
便失禁もしており便意を訴えたためトイレに座らせます。
下血とかしたら血圧下がるし大変だよなと思っていると、突然の嘔吐。
大量の嘔吐。


親父は過去に大腸がんの手術や穿孔性腹膜炎の手術をしていることから腸閉塞になりやすく、腸閉塞による嘔吐かと思ったのですが、吐物が赤い。
腸閉塞の場合、嘔吐したものが便や腸液混じりのため黒褐色のはず。


まずいと思いすぐに119番。


すぐに救急車が到着し、ストレッチャーに乗せられた親父とともに僕が救急車に同乗。


検査の結果やはり上部消化管からの出血が疑われるとのこと。
月曜の朝一で内視鏡をすることとなりました。
そのまま入院し、点滴やら輸血やら。


アパートに帰ってきたのは日付が変わった頃でした。


病院で何枚も同意書にサインや、入院申込書の連帯保証人の欄に名前を書いてきました。


入院するのにも連帯保証人が必要なんですね。
アパート借りる時だけじゃないんだ。


僕の親父は妻には先立たれたものの、僕を含め子どもが3人います。
孫も6人います。
先日はひ孫も出来ました。


親父は自分で家庭をつくり、家族を持った。


連帯保証人には3人の子どもの誰かがなるし、緊急連絡先を3人書くように言われ簡単に3人埋まります。


でも僕は。


こうなった際に誰に連帯保証人を頼めるだろう?


誰もいません。


だからお金を払って保証人代行会社に頼もうと思っているのですけど。

 

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親が倒れた時に不謹慎とは分かりつつも、
ずいぶん老けた親父に将来の自分の姿を重ね合わせ、
自分には頼れる友人・知人すらいない事実を痛いくらい感じました。