きりことなおみ
色々なところで賛否両論になっている磯野貴理子の離婚理由。
離婚を切り出された56歳の妻が理由を尋ねると、
25歳年下の夫から「自分の子どもが欲しい」と告げられたこと。
この理由に対して色々な意見はあるのでしょうけど。
でも僕がブログに記そうと思ったのはそこではない。
磯野貴理子が離婚を発表したのはレギュラーを務めている「はやく起きた朝は」の番組内でのこと。
森尾由美と松居直美の3人で長年やっている長寿番組。
時間帯が昼前だった時は「遅く起きた朝は」ってタイトルで放送してた時もあったっけ。
その番組内で森尾由美と松居直美は彼女の離婚に号泣し、松居直美は「私たちが一生面倒みるからね」と言ったそうだ。
人間生きていれば色んな困難がある。
色んなことが。
でも自分が困難に直面した時に自分のために涙を流してくれる、辛い時に側に寄り添ってくれる人がいることはとても幸せなことだと思うのだ。
大きな困難をたった一人で乗り越えなくてはならないことほど辛いことはない。
僕は自分の病気が発覚した時に誰にも言えず、誰にも相談出来ず、たった一人で困難に向かう覚悟を持つことは生きている心地がないほど辛かった。
共感してくれる人が誰もいないことが。
そういった意味で磯野貴理子は離婚して独身に戻ったけれど、本当の意味での一人ではない。
辛い時に涙を流してくれる友人が側にいる。
僕はこのブログでたくさんの方から優しいコメントを頂いて感謝している。
でも僕が現実世界でもし自分が結婚したとして。
報告出来る仲間や一緒にお祝いをしてくれる仲間は一人もいない。
もしも入院したとしても、お見舞いに来てくれる知り合いもいない。
誰が悪いって、もちろん自分という人間なのだけれども。
森尾由美と松居直美の涙を見て、磯野貴理子という人を羨ましいと感じながら報道を見ていた。
本当のおひとりさまから見たら。
もちろん渦中の本人はなかなかそのことには気づかないものなんだけれど。