独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

樹海と竹藪

僕の住んでいる場所は地方の田舎。


アパートは築25年。
ここに越してちょうど4年経ちました。
間取りは1LDKや2DK。
最近はあまり2DKは聞かないですよね。
流行りじゃないから。
家族連れもいれば、一人で住んでいる人もいます。


駐車場が2台分無料。
2台分ってことは、やっぱ2人以上で暮らすことを想定して建てられたんでしょうね。


その中、住人で一人で住んでいると思われる女性がいます。


年齢はおそらく僕と同年代。30~40歳くらい。
なぜ一人か分かるかっていうと、その部屋の駐車場にはいつも1台しか停まってないから。
駐車場に番号が振ってあるからわかるんです。D-202とかって。


年に数回すれ違って挨拶する程度ですが、見た目とても地味な人。
謙虚そうで。


でもね。
お一人様仲間じゃないんですよ。
その人にはたまーに隣県からやってくるBMWに乗った彼氏がいます。
その彼は40~50歳くらい。
ベランダで洗濯物干したりすると、いつも1台しか停まってない駐車場にたまにBMWが停まってるんです。
一か月に一度くらい、週末に見かけるかな。


僕はいつも仕事以外は引きこもりですが、その女性もわりと休みの日に車が停まっていることが多くて、勝手に親近感持ってたんですが、でもその人は彼氏がいるわけで。


で、昨日夜から彼女の車は駐車場にありません。


きっと彼氏の家に泊まりにでも行っているのでしょう。


そんなことを考えて落ち込んでました。
まるでストーカーみたいだね。


他に考えることあるんじゃないのって思うでしょうけど、
何もすることもなく、考えるのはそんなことばかり。
いいな、会いたい人がいて、行く場所があってさ・・・なんてそんなことばっか。


他人と自分を比べてばかりのこの人生。
そんなことしたって何にもならないのに。


昨日竹やぶを少し歩いた。
このクソみたいな自分も竹やぶの地中に埋めてしまえたらいいのに。