独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

低空飛行とある角度

今日は午後に休みをとって病気の通院に行って来ました。


診察室に入り主治医から「変わりはありませんか?」と聞かれ、
いつもなら「はい、特にありません」と答え診察も5分で終わるのですが、
今は精神的にどん底の中。


つい藁をもつかむ思いで、最近の落ち込みを話してしまいました。
先生は今日は患者が少なかったのか時間に余裕があったみたいで、30分近く僕の話を聞いてくれました。


胃が痛くて4キロ痩せ体重が50キロ切ったことなども念のため伝えました。
一番強い胃薬も3か月分処方してもらいました。


病気ゆえ抱えている孤独や行き場のない思いなどを初めて話したため、
主治医からは「〇〇さんからこれまでそういうことを聞かなかったので、少し驚きました。わりと普段からそうやって気持ちの落ち込みがあるのですか?」と聞かれました。


また、これまでに話したことのない自分の仕事のことなども伝えました。
あえて話す必要はないと思って今まで言わなかったのですが、
心の弱さから今日初めて話してしまいました。
これについては後悔。


ただ、話したところで何も解決するわけなく、
主治医からは同じ病気を持つ患者の集まりへ参加してみたらどうかとか
専門的カウンセリングを受けたい気持ちはあるかとか
身体的症状があるなら精神科への相談も考えたいなど
医師なりのアドバイスをしてくれましたが、
忙しい中、一人の患者に30分もの時間を割いてくれたことに感謝です。



「僕は自分の病気のことは先生しか知りません」と前置きしたうえで、誰かに話さない・頼らないことで自分を保っていることが前提でそれでも・・・と話を切り出しましたが、地域の拠点となる大病院の先生なのに、一人の患者の話を最後まで聞いてくれるって凄いことだと思う。


でも、この問題は自分で乗り越えていかなければならないということは分かっているので、身近な存在ではない医者に言ったところで心が軽くなることはありませんでした。
向こうもあくまで仕事でやっていること。
彼は僕の友人ではなく、あくまで医者と患者という関係。
そこは一線引かないと。


結局どの角度を向いても、僕が独りであることに代わりはないのだと。