独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

ソウル・バンコクと旅行記2018年12月(駆け足ソウル立ち寄りで神タクシー運転手に出会う編)①

12月29日~1月3日まで韓国経由でバンコク旅行へ行って来ました。


チケットはアシアナ航空で¥68000。
5月に購入しましたが、年末年始ドンピシャの日程としては安かったと思っています。


ソウルは4回目、バンコクは20回目くらいなのですが今回も全く観光もショッピングもしてませんでして・・・。


現在の僕の旅の目的は「自分の見聞を広める」ことではなく、「逃避」や「癒し」なので、海外へ行っても観光地的なところには行かず旅行記と綴るのもおこがましいほど何もしていない旅なのですが、いつもながら「こいつこんな風に旅したんだー」的な読み物と考えてこの先お読み頂ければと思います。

 


昼間にヒゲ脱毛6回目を済ませ、羽田空港へ到着。


12月29日 アシアナ航空 20:05羽田発 金浦空港行き。

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年末の出国ラッシュで激込みかと思っていましたが、ちょうど時間的にも出発便が少ない時間帯だったのでそこまでではありませんでした。
最近は顔認証とかでパスポートにハンコを押されなくなりましたねー。
ソウルの空港でも同様でした。

 
もちろん機内は満席。
機内食はすき焼きでした。
短距離なので一択。

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今回は仁川空港ではなく、市街地に近い金浦空港着という最高にGOODな便。
到着は定刻通りで22:35着。


でもね。


7年ぶりのソウルでいきなり洗礼を受けます。


うすうす嫌な予感はしていたのだけど、
なんとこの時間羽田から金浦空港へ15分間の間に大韓航空JALANA・アシアナが立て続けに4便到着するという鬼スケジュールとなっており、4便中最後のアシアナで到着した際の入国審査は激込み・・・。
周囲からはちらほら「これ荷物出てくるのが遅かったら(地下鉄に)間に合わないよね」という声が聞こえてきます。


でもね、僕はリュック一つ。
預け荷物はないので、入国審査を抜けて地下鉄へ猛ダッシュ
時刻にして23:20。
到着口から地下鉄まではけっこう距離があって、時間がかかります。


出発は土曜日。
土日の金浦空港発の地下鉄は23:30頃が最終だとネットの記事で調べていたので、
ギリギリ間に合うなという算段でした。
(平日はもっと遅くまで動いているようですが、土日は終電が早いようです)


で、全く韓国ウォンを持っていないわけですが空港の両替所のレートは悪いので、
金浦空港地下鉄駅の改札近くに最近出来たというこの自動両替機で両替しようと思っていました。
外貨両替機

しかし急いで両替を試みるもなぜか機械は反応せず・・・。
よく見ると23:00CLOSEと画面横に小さく表示されているではないか・・・。


え・・マジかよ・・・。
両替出来ないじゃん。。。


と、ここでインフォメーションカウンターがあったのですかさず泣きつきます。



僕「改札近辺に両替所はありますか?」
姉ちゃん「自動両替機があるよ」
僕「23:00でクローズって書いてあってもう終了してたんよ・・・」
姉ちゃん「あ・・・。じゃあ到着口まで戻ってください」
僕「それやってるとカンナム方面行きの最終電車に間に合わないからさ。」
僕「1000円分だけでいいから姉ちゃん両替してもらえないですか?」
姉ちゃん「っていうか、もうカンナム方面行きの終電は終わってるわよ。」


え・・・。終電が終わっている??
絶望が襲う。


僕「え、じゃあどうすればカンナム方面まで行ける?」
姉ちゃん「じゃあ特別に1000円だけ両替してあげるからバスに乗りなさい」
僕「ありがとう!もしくはATMでキャッシングしたいんだけど近くにある?」
姉ちゃん「ここから国内線ターミナルまで行けばあるよ!そこからバスに乗れば?」
僕「なるほど、それがベストだね」


しかし冷静に考えてみる。
持っているクレジットカードがキャッシング枠を設定してあるかわからない・・・。



また、もしここで姉ちゃんに1000円だけ両替してもらい街へ出られたとして、
残りの数百円では何も出来ない。
だからその先両替所を探さなくてはならない。
でもよ、そもそも深夜に両替所なんて開いてもいないだろうし・・・。
それでは最高気温が氷点下の極寒のソウルで途方に暮れることになってしまう。


ということで、やっぱり両替するために国際線到着口へ全力ダッシュで引き返します。


すでに両替所も閉まりかけており「早くしてください」と催促される始末 笑。
レートは100円=930ウォンと超最悪なレートだけど仕方ない。
とりあえず5000円だけ両替しました。


そしてエアポートバスに乗ろうと外に出るが・・・


二度目の悲劇が独男を襲います。



エアポートバスも終了!



きゃはっ 笑 もうバスも終わってる!!



再度しばし途方に暮れる。。。



同じく立ち尽くして「この時間の到着にしたことが失敗だったね」と話している
若いかわいい女子2人組がいたので、声を掛けてみます。
さすが元バックパッカーだね俺。


僕「もうバスも地下鉄も終わってるから高いけどタクシーしかないですよね。」
女子二人「そうですよね。でもタクシー高くて」
僕「どちらまで行かれます?よかったらあいのりしませんか?」
女子二人「南大門です。さっき客引きに45000ウォンとか言われたんですけど」
僕「多分客引きはふっかけてくるので、流しのタクシー確認してくるから待ってて下さい」


と、独男流しのタクシーを捕まえるため再びダッシュ


メーターを使って市街地まで行ってくれるタクシーを見つけるも、僕の行きたいカンナム方面と彼女たちの行く南大門は方向が全然違うと言われる。。。


それでは割り勘にしても彼女たちに迷惑をかけてしまうので、別々にメーターを使ってくれるタクシーで行くことに・・・・。


この時点でもうぐったり。
僕、今までに50か国は行ったことあると思いますが、
初めて空港からタクシーに乗りました・・・。


でも、タクシーのおじさんがとっても良い人で。
スマホの翻訳アプリを使って色々話しかけてくれました。
この道路は「オリンピック道路」っていうんだよ、とか。


しかしここで大問題。
金浦空港から僕の目指すカンナムまでは地下鉄でも30分くらいかかるところ。
タクシーのメーターはぐんぐん上がって行きます 笑


到着するとメーターは37000ウォンと表示しています。
0を一つとった金額が日本円なので、3700円です 笑。
両替した僕の所持ウォンは46500。
今回ソウルで宿は取っておらず、チムジルバン(サウナ)に泊まる予定でした。
でもこの代金をウォンで支払うと、残りのお金ではチムジルバンには入れず僕は夜の24:30過ぎに極寒のソウルでやはり途方にくれることになってしまう・・・。


ここでおじさんに交渉します。


「僕はウォンをあまり持っていません、日本円で支払っても良いですか?」



そうするとおじさんは「大丈夫だよ」と神返答。
おじさんが天使に見えました。


しかもさっきの空港両替所が100円=930ウォンだったのに、
おじさんは100円=1000ウォンで計算してくれている・・・。
これは街中の両替所と同等のレート。。。涙


なんて良い人なんだ。


4000円支払って、3000ウォン(300円)のお釣りをきちんとくれましたが、
それはチップとして渡しました。


だって超良い人だったから。


ほんとに救われました。ソウルに神はいました。

神に一緒に記念写真撮ってもらった。


これで両替したウォンはそのまま残っています。

 

でも帰ってきてよくよく考えると、タクシーでクレジットカード使えたみたいです(笑)

日本でタクシーなんて乗ったことないので、全然思い浮かびませんでした。


そしてせっかくなので適当に焼肉のお店に入るもやはり「一人前はダメ」と言われ、
2人前からしか注文出来ず。
もうすでに夜の1:00近いので、二人前も食べられないしなにより現金が厳しめなので初めて食うソルロンタン(7000w)を注文。

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店内は若者で賑わってました。
シンノニョン駅近くの適当に入ったお店でしたが、日本語訳もありました。

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なんで5000円分しか両替しなかったんだろ、とちょっと後悔。


腹が満たされた後はコンビニで飲み物を買ってチムジルバンへ。
もう超疲れた。
ガイドブックも何も持ってきておらず、何も下調べしてこなかった自分が悪いです・・・。


そして風呂入ってオンドルの床で就寝。
もう時刻は2時を過ぎていました。


起きて午前中はダラダラ。
その後シンノニョン駅近くにある店に入り、キンパ(海苔巻き3000w)とカルグクス(辛くないうどん6000w)を注文。

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ハングル全く読めません…

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味はとても美味しかったです。

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その後はシンノニョン~カンナム界隈をぶらぶら散歩してウインドウショッピング。

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有名なハンバーガーショップのSHAKE SHACKもありました。

ビルの窓ガラスに写る独男。

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結局何も買わずに時間になり仁川空港へ地下鉄と空港鉄道AREXを乗り継いで向かいます。
久々に仁川空港に来ましたが、成田とは比較にならないほどの巨大空港ですね。


そして18:40発のバンコク行きに搭乗。
もちろんここもド満席。


韓国系の航空会社は中・長距離便だと機内食でビビンバが出ます!f:id:nadeemsan:20190110163503j:plain

味は・・・まぁ普通でした。


6時間弱の飛行でバンコクに到着。
この時間イミグレーションは空いており、サクサクっと入国してARLに乗って終点のパヤタイ駅で降りて、定宿となっているモウィーロッヂホステルへ歩いて向かいます。
途中チェコカップルにカオサンロード行きのバス停を聞かれたので、親切丁寧がモットーの独男は案内し、24:00頃にはホテルに着いてました。

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朝食付きです。
今回じゃらんの500円引きクーポンとタダでもらったポイントを使ったので、実質200円くらいで泊まれました。

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駆け足ソウル編はこれにて終了。