独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

デリバリーとデリカシー

姉から親父に対する怒り心頭のメールがあり、実家に行って詳細を聞いてきました。


最近気温の変動が激しく、暑い日も多いため、体調不良の続く親父に体力をつけてあげようと、姉は親父の大好物であるうなぎを食べに連れていったあげたそうです。



初めて行くうなぎ屋なのに、親父は自分の病気(大腸がん)について聞かれてもないのに店員にべらべら話し、聞かれてもいないのに「娘が体力をつけさせてあげたいと親孝行で今日は連れてきてくれた」と武勇伝を一通り語ったそうです。


この時点ですでに姉はイライラしていたそうですが、まぁここまでは親父も70過ぎている年寄りだし、仕方ないと許せる範囲かと。。。


しかし、もうすぐ姉が食べ終わるというところですでに食べ終わっていた親父は立ち上がって「ちょっと一服してきます~」と店の外に出て行ったそうなのです。


これに姉は激怒。
ついさっき自分は癌で3回手術した、抗がん剤の副作用で手がしびれて大変、味覚もおかしい、etc....などさんざん自分の経験した大変さを自慢気に語っていたのに、体調不良を心配して娘がうなぎを食べに連れてきてくれたと自慢気に語っていたのに、よくその店員の前でたばこを吸いに行けたな、と。


しかも姉はもうすぐ食べ終わるところだったので、それまで待てなかったのか、と。


要は、病気で大変な思いをしたこと、今も体調がすぐれないことをさんざん相手にアピールした後で、よくもその人の目の前でタバコを吸いに行けたなということが言いたいのですが、僕も全く同じ状況を経験したことがあるので、自分の父親ながらこのデリカシーのなさには心底腹が立ちます。

 

nadeemsan.hatenablog.com

 



タバコが体に良くないということは小学生でもわかることでしょう。
それなのに・・・


親孝行の気持ちで連れてったのに、結果自分は不快な思いをするという結末。
姉に共感し、慰めました。


僕も自分の性格の悪さは自覚していますしクソみたいな人間ですが、
最低限世間や相手への配慮・常識・デリカシーのある人間ではいたいと思っています。