独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

カナリアと埠頭

定期的に襲ってくる「何の為に自分は生きているのか」という疑問。


今まさにそのループの中にいる。


答えは「誰かから必要とされていないから」ということも分かっている。


やり場のない思いというか、居ても立っても居られないような気持ちなり、本当に人間廃業したくなる。


生きている価値などないという感情に支配され、何もかもがどうでもいいと思うようになる。


それでも毎日仕事には行くし、日常生活も送るのだけれど。



この世から消えて無になりたい。
それしか頭にない。


胃薬が手放せない。



「人」という字は棒と棒が支え合っていると武田鉄矢が言っていた。
広義の意味ではその通りだ。
農家の人がいなければ米も野菜も肉も僕は食べることが出来ない。


では狭義の意味ではどうだろうか。
僕は「人」という字の棒が1本ない。
ただの数字の1だ。


ならばもはや人である必要はない。




いっそ深海魚のエサになりたい。