イスタンブールと旅行記(イスタンブール編)③
3日目。
早起きて、まだ人の少ないブルーモスクへ。
僕の大好きな、また再訪したいとずっと心に描いていた景色がここにある。
まるで絵画のような風景。
心が震える。
ただただここにいられること、この景色を見ることが出来たことが嬉しい。
こちらはアヤソフィア。
そしてブルーモスクとアヤソフィアの間の広場で、日本人の大学生バックパッカーと出会う。
10日間でトルコを色々周るとのこと。
今朝にアエロフロートでイスタンブールに到着したばかりということで、大きなバックパックを背負っていた。
彼は「台湾に続きまだ2回目の一人旅なのでびびってます」と言っていたが、その目はキラキラ輝いていた。
2人でしきりに「いやー、このノスタルジックな景色。絶対に日本では見られないこの景色。言葉にできないよね~」と共感しあう。
そして宿の朝食。
トルコはほんとパンが美味い!
そしてバザールでござーるのグランドバザールへ。
入り口は10か所以上ある。
ぼったくり値段なのでここでは何も買わないが、歩いているだけで楽しい場所。
そして次は新市街と旧市街を繋ぐガラタ橋へ。
名物の釣りをしている人たち。
サバサンドの船。
1個10リラ(330円くらい)
人でごった返してて、まさにカオス。
僕はこの有名な船の屋台ではなく、新市街側の魚市場の側にあるおじちゃんの屋台でサバサンドを買う。
一個8リラ(270円くらい)。
こちらはムール貝にピラフ詰めたやつ。
生のレモン汁をたっぷりかけてくれる。
1個1リラ(33円くらい)
イスタンブールもちょっと観光地を外れれば、そこは現地の人々の生活が感じられる。
そして中東に来たんだ、と思わされる。
ジューススタンドとか、中東っぽくて好き。
トルコはイスラム国によるテロが昨年頻発し、観光客はまだ少ないかと思っていたけど実際はスルタンアフメット周辺は観光客だらけ。
現地の人に聞くと、アジアやヨーロッパからの観光客は減っているものの、逆にカタールやUAE、オマーン、サウジアラビアなどのアラブからの観光客が激増していて、イスタンブールの宿はどこも中東からの観光客でいっぱいなのだと言っていた。
また週末は国内からの観光客でもごった返すようだ。
たしかに街を歩いていて、何度か中国人の団体を見かけたが、それ以外のアジア人はほとんど見なかった。
反対に、中東からと思われる観光客はそこらじゅうで見かけた。
でも一つ言えることは、一歩イスタンの旧市街に足を踏み入れれば、一瞬で異世界にタイムスリップしたような感覚に襲われ、非現実感を味わえる。
アジアとヨーロッパを結ぶ文明の交差路であるイスタン。
この空気と景色の中に身を置けたことを幸せと思った。