独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

白い車と部屋窓から

友人ゼロ、もちろん恋人もいない僕は、実家と医者くらいしか行くところがありません。


何度も書いていますが、アフターファイブと週末の休日はアパートにひきこもるだけです。


僕の住むアパートの住人は家族と単身者が半々くらいだと思うのですが、いつもみなさん出払っていて、駐車場にはほとんど車は停まっていません。


そんな中でも、わりと駐車場に停まっている確率の高い黒い普通車があります。


僕的には勝手に、人づきあいの少ない、同じお独りさま組合所属の組合員の方かな?なんて勝手に想像していました。


その車の持ち主は30代くらいの女性です。


たまにすれ違う程度ですが。



でも、今日見かけた光景は・・・・。



干した洗濯物を取り込もうとベランダの窓を開けると、見慣れない一台の白のセダンが駐車場に入ってきました。


運転しているのは男性。


そして数十秒後、お独りさまの組合員かと勝手に思っていた女性がちょっとお出かけ用の服装をして助手席に乗り込みました。



なるほど・・・・



そうだよね、そりゃそうだ。



申し訳ありませんでした。
勝手に仲間と思い込んだりして。



そう彼女に向けてつぶやきました。