独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

囚と灰

日曜日。
朝起きて洗濯をし、人が少ない開店直後のスーパーへ1週間分の食材を買い出しに行き、午後はプールで泳いでそれ以外はぼーっとしてひたすら1日が終わるのを待つということを繰り返す。


そこに誰かとメールしたり、電話したり、今後の予定に思いを馳せるという、ごく普通の人たちが行っている行為はない。


開店直後のスーパーですらそこそこ人はいて、皆楽しそうに買い物をしている。
夕飯のおかずは何にしようかという相談をしているのだろうか。
僕にはわからない。

食べたいものもないので、自分一人で食べるためだけのカレーの材料とサラダの材料、牛乳、冷凍食品などを買って帰宅した。


プールで体重を計ったら、また少し瘦せていた。
最近太ったと思っていたのだが・・・。


どうせなら、いっそこのままゼロになってこの世からこの肉体も精神も無くなってしまえばいいのに。
そんなことを思った。