シンデレラと星の王子様
今日は小学校3年生の甥っ子が泊まりに来ています。
夕方実家に兄貴家族が遊びに来たので自分も行ったのですが、まだ泊まりにきたことのない3年生が泊まりに来ることになりました。
このアパートの部屋に、自分以外の誰かの気配があること。
それがかわいい子どもであること。
甥っ子の寝顔にこの先自分は手に入れることのない光景を切り取って客観的に見ると、強烈な虚しさに襲われます
これは非現実の世界であって、僕の日常ではない。
夢と一緒だ。
醒めない夢はない。
シンデレラも、24時には元の生活に戻る。
甥っ子がいることで、ほんの数時間だけでもシンデレラがお姫様気分を体験できるように僕もお父さん体験をさせてもらえる。
人並みの幸せを。
それなのに甥っ子の寝顔を見て安らぎではなく虚しさに襲われる僕はつくづく終わっている。
癒されるどころか、自分が決して手に入れることの出来ないものが目の前にあることが逆に孤独を際立たせ、虚しさとなる。
北斗の拳のケンシロウにも言われるだろう。
「お前はもう死んでいる」と。