独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

バギクロスとベギラゴン

私の職場では年に数回上司との面接があるのですが、今日は今年何回目かのその日でした。年末の今回は仕事面だけでなく生活面のことも色々聞かれます。


家族のこと、健康面のこと、休日の過ごし方、そして結婚のこと。

Q、ご家族は?

  父は癌が再発して抗がん剤治療中です

Q、健康面は?

  いたって健康です(自分の病気のことは隠している)

Q、夜は眠れてる?

  いいえ、不眠です。朝までぐっすりってことは一度もありません。
  (中途覚醒しても1日5時間くらい寝られてるなら不眠でないと否定される)

Q、休みの日は何してる?

  アパートで一人でいます。

Q、結婚の予定は?いい人はいないの?

  予定は全くありません。相手もいません。謙遜じゃなく、少なくともこの職場に来 
  てから女性とご飯を食べに行ったことはないと思います。

etc・・・


と、こんな感じで面接は進みます。

やはり、休日に家から出ないで引きこもっていることや交友関係がないこと、結婚のことについては掘り下げられて聞かれました。

「本当に相手はいないのか、職場内ではどうなんだ、その気があるなら紹介出来る人が
 いるぞ、子どもは好きなのか、年齢的にも将来のことを考えてそろそろ動かないとだ
 ぞ。」

上司も次から次へと口撃を繰り出してきます。

バギクロスともベギラゴンともギガデインドラクエ知らない方はごめんなさい 笑)とも劣らない口撃をかわし、作り笑顔100%で「でも40歳以上の男性の5人に1人は生涯未婚なんだそうです。そう思うとけっして自分だけじゃないんだと思います」と会心の一撃で返すと、上司も呆れ顔。

ん・・・・紹介してくれる?

安月給20万で病気持ち、治療費もかかって子どもも作れない体の俺にですか?そんな物好きな人がいるなら紹介してください、とは言えません。
言いません。

面接自体はかしこまった感じではなく、和やかな雰囲気なため、なんだかんだで「けっこう一人が好きだっている人もいるからね」とまとまり終わりました 笑



ぐったり疲れて帰宅すると、NHK石川さゆりが「天城越え」を熱唱しているではありませんか。

見入ってると、「二人で居たって寒いけど 嘘でも抱かれりゃ温かい」という歌詞で妙に納得。

うんうん、嘘でも抱かれりゃ温かい。
その気持ち分かるわ~。


さあ、明日は温もりを求めに実家の黒猫に会いに行こうか。