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独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

OUTと妻たちの犯罪

私はハッピーエンドで終わる物語が好きではありません。
後味の悪さが残るようなものがいい。

前にも同じようなことを書きました。

 

nadeemsan.hatenablog.com

 

最後は正義の味方が勝つことも好きじゃないですし、殺人犯が逃亡するなら最後まで逃げ切って欲しい、とすら思うこともあります。

なんでしょう、世の中いいことばかりじゃないし、きれいごとで済まないことがたくさんあって。
そんなハッピーエンドばかりじゃないよ・・って思ってしまうんですね。

つくづく性格のひん曲がった奴です。


桐野夏生原作の「OUT」。

有名な作品ですし、海外の文学賞にノミネートされたこともあるので読んだことのある方も多いと思いますが、映画化もドラマ化もされています。

まだ自分が高校生とかの頃に両方見ましたが、自分はドラマの方が好きです。

田中美佐子渡辺えり(当時はまだえり子)が良いんですよ。

それで、なぜ好きなのかというと、やっぱハッピーエンドじゃないんです。
ざっというと、弁当工場の夜勤パートの平凡な主婦たちがバラバラ殺人に手を染め、引き返せなくなる物語なのですが、それぞれが救われません。


生きていて、流した涙の数だけ救われることがあるのでしょうか。
辛いことばかりでなく、楽しいことがあるから人間生きていけるのは分かっていますが。

自分は世間が定義する「幸せ」を求める「資質」も「資格」もないと思うと、
バッドエンドで終わる物語に自分を投影できるのかもしれません。


やさぐれ。