読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

同級生と同期

久しぶりに偶然2人の人と再会をした。


一人は高校の同級生で同じ部活だった。
再会したというより、見かけたと言ったほうが正しい。

とある病院の中。
私が椅子に座ってぼーっとしていると、一人の男性が診察室から出てきた。
診療科は「精神科」と書かれている。

白髪混じりの頭髪にあの頃の面影を残し、なんか見たことあるな
と思い記憶を辿ると同級生であった。

彼は私に気づいていない。



もう一人は今の会社の同期。
新入の頃は同じ場所にいたが、その後自分が異動となった後は連絡を取ることはなかった。
どうやら彼も今年度から異動になり、所用があって自分の職場に来たらしい。


「あれ、久しぶり!」と挨拶を交わす。

お互いの異動や近況などを話したが、「先週なんか休みがなくて14連勤だったんすよ〜」と話す姿には自信が満ちあふれていた。
お洒落なスーツとネクタイでビシっと決めていた。


久々に会った2人の表情は相反していた。

一人は精神科に通い、一人はお洒落なスーツに身を包み。


今は自分もこんな人生を歩んでいるが、当時彼らと一緒の時間を過ごしていた時は
こんなじゃなかったはずだ。
思い描いていた人生があったはずだ。


でも今ではお洒落なスーツの同期より、精神科から出てきた高校の同級生に近いところにいる。


明日は我が身だ。