独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

独男と親孝行

今日は親父を連れて、鉄板焼きのステーキを食べに行ってきました。
といってもランチでですが。

現在抗がん剤治療中の親父は、2週間に1度抗がん剤の点滴をしており、
その副作用の吐き気などで食事があまり食べられない状態です。
しかし、最近は白血球や血小板などの数値が低くなってしまっているらしく、
この1か月は治療が出来ていません。

治療が出来ていない反面、副作用がないために体調は良いらしく、食欲もあるようで、
今日はご飯が茶わんに一杯食べられた、などとよく話しています。

ちょっとでも食欲のある今のうちに少しでも体力をつけてもらえたらと思い、
肉好きで、鉄板焼きも食べたことがないというので、連れて行きました。

TPO的にジャージはダメだよ、と電話で伝えておきましたが、迎えに行って玄関から出てきた親父はスエットの綿パンツを穿いていました 笑
それじゃぁジャージと一緒じゃん!と心で突っ込みましたが、年寄りですので仕方ないと思い、そのまま連れ出します 笑

鉄板焼きのステーキ。

関連画像

こんな感じの、

目の前でシェフがダイナミックにジュージューしてくれるやつです。

親父には和牛のサーロイン150g¥6800、
息子はヒレ120g¥2500(一番お安いやつ 笑)

さすがに肉は美味しかったですね。
親父も「柔らかいね~」と喜んでくれました!

ですが、鉄板焼きで出てくる温野菜って、もやし炒めなんですよね 笑
原価5円もしなそう 笑

食後のコーヒーはまた別室に通されて、庭園の見えるラウンジみたいなところで
ゆっくりとコーヒーをいただきます。

でもこのコーヒーが激苦。
砂糖は角砂糖だったけど、ミルクはちょっとした喫茶店以下の
「KEY COFFEE」と書かれたプチってやるやつ・・・。

どうなんでしょう。
あえてそういうコーヒーを出しているのか・・・
煮詰まってあれだけ苦くなったのだとしたら、家で飲むインスタントコーヒーの方がマシでした。
ミルクも、陶器みたいなものに入れて出すとか、もうちょっと工夫出来ないのかな、と
思ってしまいます。

ここの店は5年くらい前に一度来たことがあり、これで2回目なのですが、コストパフォーマンスを考えたら、親孝行でなければまず行きません 

ま、目の前で鉄板で焼いてくれるというパフォーマンス代が半分なのでしょう。
デザートは、アイスクリームの鉄板焼きで、ブランデー?を垂らしてジュワッと
アイスクリームが炎に包まれてました 笑


文句ばかりになってしまいました。
でも二人で9300円。
これだけの値段をとるのなら、もうちょっと細部までこだわってほしいというのが正直な感想です。


私は手取り20万のしがない会社員ですから、1万円のランチは背伸びです。
でも座った席の隣には、昼間から伊勢海老やらアワビやらを追加注文している家族
もいて、もってる人はもってるいるのだな~なんて思って。

あとは複数のカップルがお洒落な服装をして、お互いを見つめながら美味しいお肉に舌鼓を打ってました。

良い社会勉強です。

駐車場にはベンツやらレクサスやらBMWが停まっていました。
私の軽自動車が逆に目立ちます 笑

親父が嬉しそうに食べてくれて、美味しかったと言ってくれて。
良い親孝行が出来ました。
そんな親父をみて、自分も嬉しくなって。

いつか親父が逝ったら、天国にいる母親に「~と鉄板焼きに行ったんだよ」と話せるような思い出であったらいい。
やっぱり親孝行って、親のためではなく自分のためにするものだなぁと思います。

次はふぐでも連れて行こうか。