独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

カミギン島と旅行記②

セブ島旅行2日目。

今回の旅のメイン、カミギン島へ移動します。

4時に起床し、ホテルの用意してくれた朝食の弁当(パンとベーコン、スクランブルエッグ、ジュースなど)を受けとり国内線まで送ってもらいます。

5時に国内線へ到着し、チェックイン時に窓側の席をリクエスト。

EXIT ROW席でもいい?と聞かれ即OK。
心でガッツポーズ。
ありがとうセブパシ様。

国内線にはフィリピンではマクドナルドよりもメジャーで大人気というファストフード店の「JOLIBEE」があります。
朝の5時からみなさんがっつりハンバーガーとか、ドーナツを食べてます。
その光景を見ているだけでお腹いっぱいになりました。

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そして定刻に出発。
セブからカミギンまでは約40分なので、プロペラ機です。
国内線だからなのか、CAのお兄さんもジーパン履いてました。

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搭乗時と飛行時に「お弁当食べる?」と、2回も聞いてくれました(汗)
なぜか前方席がガラガラで、前から5列は自分とあともう一人しかいませんでした。
セブパシ、謎です。

そしていよいよカミギン空港到着。
なお、現在カミギン島への空路は1日1便しか離発着していないようで、このセブ往復の1便だけしかないようです。
したがって、空港建物も日本のコンビニくらいの広さです。

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到着すると、地元の人からさっそく「バイク借りる?」と客引きされます。

借りたかったので、「いくら?」と聞くと1日400ペソ(900円くらい)とのこと。

とりあえずバイク(原付)をみせてもらう。

外にでると、仲間のおじさんがバイクに乗って私の目の前へ登場。
おじさん「これ乗ってって」
自分「いくら?」
おじさん「500ペソ」
自分「さっき400ペソって言われたよ」
おじさん「あはは、400でいいよ!」
自分「バイクのチェックさせて」
おじさん「いいよー。YAMAHAだよー。免許証はもってる?」
自分「日本のならもってるよ」
おじさん「ならOK。僕のバイクだから大切に乗ってね」

エンジンのかかりはいい。
それはそう。今さっきまで乗っていたのだから。

以前の私ならここで値段交渉を確実にしたと思います。
ですが、みんないい人なので400ペソで借ります。

カミギン島は日本のガイドブックには載っていなく、地図も何も持っていなかったのでホテルの場所がわからずとりあえずホテルまで送ってもらいます。

じゃあ明日空港にまた持ってきてね!と、おじさんからその場で脱いだヘルメットを渡されます。しかもフルフェイス。
「他にヘルメットない?と聞くもNO。」
仕方ありません。
自分も同じ中年おじさんですし、おそらく彼より汗っかきです。


契約書とか何もないです。
そのおじさんは自分の財布を取り出し、歩いて帰ります。
バイク屋とかでなく、普通におじさんの私物を借りることになりました。

今日1日自分を夢の場所へ連れて行ってくれる相棒です。

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普通ではまずありえないですが、この緩さがいいですね。

ホテルもまだ7時前でしたが、普通にチェックインできました。
ここでやっと朝食弁当を食べます。

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そしてスーパーマーケットで水などを買い出しし、まずはカミギン島から
ボートで15分のきれいなビーチのあるマンティゲ島へバイクを走らせます。

途中こんな景色が続きます。
のどか。

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マンティゲ島へのボート乗り場にはバイクで40分くらいで到着。
ボート代550ペソで4時間まで貸し切り。
複数で行けば人数で割れるため割安になりますが、一人旅のため仕方ありません。

スノーケリングマスク(150P)とマリンシューズ(150P)を借りて
早速向かいます。

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海風が気持ちいい。

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マンティゲ島です。

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ここでまず入島税30P(70円くらい)とシュノーケリング税50P(115円くらい)を払います。
意外に全部FIXできちんと説明もあり、下手に交渉とかしなくていいので楽です。

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空は快晴、海は青く波は穏やか。
探し求めていた景色がそこにありました。

こんな東屋みたいなのもあります。

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シュノーケリングしたり、音楽聴いてぼーっとしたり。
BGMはブームの「ブランカ」とTRFの「WORLD GROOVE」

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脳みそがとろける・・・・
嫌なこともみんな忘れられそう
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1日中ここにいたいくらいですが、
3時間ほど滞在し、カミギン島の港に戻ります。
その道中に崖で釣りをする人。
かっこいい。

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子どももかわいい。

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次はカティバワサン滝(入場料30P,70円くらい)へ行きます。
道が分からないので、人に聞きながら。

その道中、学校帰りのこどもたちがマンゴーを食べながら歩いています。
すると私の前で握りこぶしほどの物体が上から落ちてきます。

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「ボトンっ」

よく見てみると・・・マンゴーです。
バイクを停めて拾ってみると、ほどよく食べごろな硬さです。
皮を剥き食べてみると・・・「超、超うまい!」

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外国人が道端に落ちているマンゴーを食っている姿を横目に地元の人たちが
通り過ぎて行きました。
遠くの方から走ってきて、「こいつ何してるんだ?」っていうような目でも見られました 笑

この日、私は全部で4つのマンゴーを道端で拾いました。
そして食べました 笑

滝自体もマイナスイオンいっぱいで癒されます。
滝つぼで泳げますが、水は勇気のいる冷たさです。

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その後はサンケンセメトリーという、世界でも珍しいらしい「海に浮かぶ墓」を見に行きます。

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途中の露店でフルーツシェイク25P(60円くらい)で水分補給します。
アボガドシェイクもあり、アボガドって食べたことなかったので味見させてもらったのですが、青臭くて自分はダメでした。

もう日が暮れかかっていましたが、次は急いでアーデント温泉へ向かいます。
カミギン島は火山島なので、温泉が湧くみたいです。
入場料30P(70円くらい)でした。
全部露店ですが、プールみたいになっていて水着着用です。
日本人からすれば温い温度ですが、36度くらいあるところもあります。
係りの人が親切にここのお湯が36度で温かいよ!と教えてくれました。

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1時間くらいお湯につかり、のんびり。
癒されます。

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しかし、帰りの山道は真っ暗でかなりデンジャラスでした。

カミギン島は観光客向けのレストランなどはほぼなく、地元の食堂が数件あるだけです。マッサージもありませんでした。
スーパーは2、3軒あったと思います。
そんなで、今夜の夕食はぐるぐるチキン(鳥の丸焼き)です。

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ハーフサイズで85P(190円くらい)でした。
違う食堂でライス15P(30円くらい)を買って帰り、ホテルで食べました。

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夜の街中では、若者がEXILEみたいなダンスの練習してたり、モデルのポージングの練習をしていました。
公園ではカップルが一時を楽しんでいたり。
俗な遊び場所など何もありません。

でも、何もないことを楽しむことが出来ます。

カミギン島の人たちはほんと親切で穏やかで、すれ違えば手を振ってくれたり
ウインクしてくれたり。
フィリピンで最も安全な島と言われるほど治安がいいそうです。

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また、日本人をはじめ、セブ島に溢れる韓国人観光にも全く会いませんでした。
欧米人を数人見かけた程度でした。


カミギン島滞在はわずか1日のため、今日1日で4か所を周りましたが、
久々にこんなにがっつり観光したと思います。


疲れていたので早めに就床します。
ちなみにホテルのシャワーは水シャワーでしたが問題なし。

翌朝7:15分発のセブからの折り返し便でセブ島へ戻ります。

空港でおじさんにバイクを返却。

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セブパシ様は今日も定刻。
朝イチの便ほどDELAYは少ないんでしょうね。

カミギン島。
日本のガイドブックにも載っていない島でしたが、人と自然が素晴らしく
なにより長閑でのんびりできるところでした。
ガイドブックにも載っていないからこそ行ったのですけどね。
もっとゆっくり滞在したかったです。

良い意味で全くツーリスティックでない。
自分の好きな場所の一つになりました。

2日目終了。