独男、日々を飛ぶ

独りぼっち男の日常

もう行けない国と行っておいてよかった国

20代前半のバックパッカーをしていた頃のことは、今は誰かに進んで話すことはありません。
当時はパソコンなど持っておらず、旅行記として残したりもしていません。
その代わりに毎日日記をつけていました。
今となっては宝物です。

ですのでリアルな旅行記は書けないですが、せっかくブログを始めたので、
当時訪れた国のことや個人的な所感も備忘録として書いていきたいと思います。

好きな国、良かった国というのは置いておき、
今現在を考えると、当時に行っておいてよかった国です。
時間と自由があり、情勢の許せた当時だからこそ行けた。

なお、思いっきり個人的な感想ですのでご了承ください。

 



第5位  セルビア・モンテネグロ

当時セルビア・モンテネグロユーゴスラビアの最後の国でした。
モンテネグロセルビアから独立することが決まっており、国が分断される前
に行っておこうと思い行きました。

当時からセルビアの通貨はディナールモンテネグロはユーロと、
通貨は分かれていましたが、モンテネグロの独立により旧ユーゴスラビア
完全に崩壊となりました。
なんか、自分的にモンテネグロっていう名前の響きがかっこいいんですよ。


第4位  シリア

今は内戦とイスラム国により入国出来ませんが、中東を旅する人からとても評判
の良かった国です。見どころも多く、何よりも人が親切で、私もシリアでは多くの人
から親切を受けました。
隣国のトルコやヨルダンが物価が高いので、物価も安く居心地の良いシリアには
数週間滞在しました。
早く穏和なシリアに戻ってほしいと願います。

第3位  イエメン

「幸福のアラビア」と形容される、素晴らしい街並みと文化の残る国です。
特にイエメンの首都「サナア」の街並み、人は本当に素晴らしい。
まさにおとぎの国。
こんな景色が世の中にあるのか、と思わされます。
イエメンも内戦のため今はビザが下りません。



第2位  キューバ

ご存じ革命の国ですね。何十年も前のクラシックカーが普通に走っており、人は陽気で社会主義とラテンが共存した素晴らしい国でした。
当時はまだフィデル・カストロが健在で、でももう亡くなりそうでもあり、
フィデルが亡くなった後はアメリカと国交を結ぶのは分かっていたので、
その前に絶対に訪れておきたかった国です。
オバマ大統領の最大の功績?ともいえるキューバとの国交ですが、
今後はアメリカの資本が流れるとあの景色も変わっていってしまうと
思います。

第1位  サウジアラビア

サウジアラビアは非イスラム教徒の自由旅行者を受けいれていません。
行きたいと思っても、どれだけお金を出してもツアー以外では
入れない国です。
理由は大きく2つ。
イスラム教最高聖地のメッカ(カーバ神殿)があること
オイルマネーで国家は潤っているため、旅行客によりイスラム教が汚される
 くらいなら観光客などいらない

当時私はイエメンを旅しており、イエメンからヨルダンへ陸路で抜ける際
に限りトランジットビザが普通の旅行者にも出されていました。
それでもビザをとるのは非常に難しく流動的で、
何度も何度も大使館へ足を運びました。

メッカについては、検問があるため非イスラム教徒は近寄ることすらできません。
宗教的な意味で入れない、自由旅行出来ない国ですので(現在は要件が緩和されているかもしれません)、サウジアラビアという国に入れたという事実がとても嬉しかったです。

以上、訪れておいて良かった国でした。
好きな国や行ってよかった場所はまた改めて。