イースター島と世界一周
テロなのか、事故なのか。
多くの犠牲者の方がいるので、ご冥福を祈るとともに早く真相が解明されて欲しいと思います。
飛行機会社といえば、航空連合が存在します。
3大アライアンスとも言われてますが、
①スターアライアンス(ANA、タイ航空、ユナイテッド航空、ルフトハンザなど)
②スカイチーム(デルタ航空、大韓航空、アリタリア航空など)
③ワンワールド(JAL、アメリカン航空、カンタス航空など)
それぞれ連合を組んで、みんなで協力して運航しましょう、ということですよね。
その3大アライアンスから、
世界一周航空券というのが売られていることをご存じでしょうか?
意外かもしれませんが、HISなども各アライアンスの世界一周航空券というのを販売していますし、世界一周堂という世界一周航空券のみを専門に扱っている旅行会社もあります。
それだけ需要があるということなのでしょうが、この長期休暇の取りにくい日本国でもこのビジネスが成り立っているのです。
バックパッカーの中には、最初の目的地までの片道航空券を買って旅に出る人もいれば、最初と最後の目的地を決めておきオープンジョーで発券する人、この世界一周航空券を利用して効率よく大陸間を移動している人もいます。
私がバックパッカーをしていた頃に出会った旅人で世界一周航空券を利用している人が多かったのは南米です。
それもワンワールド。
ワンワールドには日本の航空会社ではJALが加盟しています。
しかし、世界一周航空券を利用するような人は、JALかANAかはほぼどうでもいいことで、以下のことがワンワールドを選択する大きな理由を占めています。
それは、LANチリ航空が加盟しているということ。
聴き慣れないので、え?なにそれ?と思うかもしれません。
南米を旅するうえで外せない場所の一つが「イースター島」です。
モアイ像は教科書にも出てきますのでおそらくほとんどの日本人が知っている島だと思います。
このイースター島ですが、どこの国にあるかというと、チリです。
現在空路は2つ。
チリの首都サンチャゴーイースター島と、タヒチーイースター島のみです。
そして、この2路線はいづれもLANチリ航空の独占路線なのです。
その他の会社は一切飛んでいません。
このLANチリのイースター島路線はワンワールドの世界一周チケットでも使えるので、南米を旅する人はほぼ必ずといっていいほどワンワールドを選択します。
(LAN航空ですが、今後ブラジルのTAM航空と経営統合し、
LATAM航空という名称に変わるようです。)
日本からイースター島だけに行くとすれば、ものすごい時間と金額がかかります。
一生のうちで訪れる機会など、そうない場所です。
世界一周航空券。
イースター島。
なんとも夢のある響きです。
休日である今日も、もちろんアパートに引きこもっている私ですが、
ずいぶん遠い世界の妄想をしています。
家から一歩も出ないのに。。。