一礼と男性
夏休みで激込みのいつもの市営プールが、今日はちょっとすいていました。
プールに浸かりながらストレッチをしていると、40代くらいの男性が泳ぎ終わって荷物を持って帰る姿が目に入りました。
その後、素晴らしい光景が。
その男性は去る際に振り返り、プールに向かって一礼したのです。
その光景に思わず胸を打たれました。
彼は普通に入場料を払って、客の一人として利用しているはずです。
それなのにプールに向かってお辞儀をしました。
感謝の気持ちを込めてでしょうか。
こういった光景はデパートなどでは従業員の人がバックヤードに下がる際によく見ます。
でも彼は従業員ではなく一人の客。
人間性が出ます。
なかなか出来ることではないと思いました。
香港航空と激安ビジネスクラス
最近バンコク行きのチケットを調べていて目に止まるのが香港航空。
香港の航空会社といえばキャセイパシフィックが有名ですが、
香港航空も同じく香港に本社・拠点のある航空会社で、
傘下にはLCCのHONG KONG EXPRESSがあるそうです。
香港航空はSKYTRAX社の格付けでは4つ星エアライン。
JALやエミレーツ、フィンランド航空などと同等ランクです。
日本だけでも8つの空港に就航しているようなので、利用したことのある方も多いのではないかと思います。
そして香港航空のビジネスクラスが異様に安いです。
skysccanerでとある日程で調べると、成田発で最安78500円で出てきます。
成田ー香港だけで1日3便も飛ばしていたりするのですが、この秋頃から減便になったり、スケジュール変更があったりするものの、
上手く便を選べばさほど乗り継ぎも悪くありません。
で、その78500円を「surprice」のサイトでちょうど出ている
3000円クーポン(〜8月8日まで)を使って購入すれば75000円で買えます。
フルサービスキャリアのビジネスクラスが75000円です・・・。
しかも機材がA333もしくは332の場合、シートは最新のスタッガードです。
買うならこの最新シートの便でなければなりません。
さらに乗り継ぎの香港では超豪華自社ラウンジあり。
経由便になってしまうので一概には比較できませんが、
直行便のLCCエアアジアやスクート以下の値段です。
すごくね?
もう一度いいます。
ビジネスクラスで75000円です。
僕はどれだけ安くても中国本土の航空会社には手を出しませんが香港は別。
香港自体は全く興味はひかれませんが、この香港航空のスタッガードの座席には
びんびん惹かれます。
バンコク以外にも、バリ島なども90000円でビジネスクラスが出ていました。
僕の記憶では、ちょっと前までは香港航空のバンコク行きで10万切る値段は出ていなかったので、この値段が一時的なものかどうかは分かりません。
しかしJALやANA,TGなどの直行便はエコノミーであっても最低6万弱しますので、それを考えるとかなりお買い得かと思います。
僕はこのビジネスクラス、買おうかどうか本気で迷っています。
老人と海
7月28日に放送されたNHKの「ドキュメント72時間」は海辺の老人ホームが舞台でした。
入居費用は3500万円と紹介されてました。
普通のサラリーマンじゃ入居できないですね。
僕も将来老人ホームに入るために毎月給料の半分を貯金しているけど、3500万は気が遠くなるような金額で、現在の手取り21万円の経済状況では良い老人ホームや高級老人ホームには手が届きそうにない。
そして、登場したおじいさんがこんなふうに話していました。
「30代でも80代になっても思うことは一緒なんだよ」
そうなんだ・・・。
そりゃ老いたからといって悟りを開けるわけじゃないもんな。
こんな僕の性格。
80歳まで生きてはいないだろうけど、老いても一人でこんな毎日を送り、虚無な日々を過ごしてると思うとゾっとします。
だからといって何か行動起こすわけじゃないのだから自業自得。
全ては今の毎日が未来を形づくるのだから。
そんなこと言う資格ない。
はい、すみません。
高円寺とひとりぼっち
東京にいた頃大好きだった街、高円寺。
昨日のフジテレビ「ザ・ノンフィクション」は高円寺を舞台に2人の男女が主人公でした。
タイトルは「高円寺でひとりぼっち」
一人目は、モデルの夢を諦め写真家を目指す女性。
二人目は、バーを経営しながら自分の書きたい漫画で再デビューを目指す男性。
夢に向かって進む二人。
女性は寺島しのぶと古閑美保を足して2で割ったような顔。
一言で云えば・・・ブスです。
モデルやファッションの業界って最終的には顔が全てというようなところがあります。
この顔ではまず無理。
男性は自分の本来の書きたいものとは違うアダルト漫画で成功を収めるも、本来書きたいSF漫画とのギャップに苦しみ、漫画家を辞める。その後SF漫画家としてデビューするが全く売れず。
このタイトル。
何が一人ぼっちなのか分かりません。
彼らの周りには多くの人がいます。
一人で挑戦しているようで、それを支えてくれている人たちがいます。
さんざん偉そうなことを言いましたが、大都会・東京にはこういう人たちが無数にいて、皆それぞれの夢を追いかけている。
夢を掴める人はほんの一握り。
それでも、僕が彼らを羨ましいと感じたのは「やりたいことがある」ということです。
明確な目標。
たとえ成功しなくても、それに向かって頑張っている時間はかけがえのない財産になるはずです。
いつか振り返れば宝物に。
ただ仕事と家の往復。
死ぬ勇気がないからただ呼吸をしている僕なんかよりも、よほど中身のある人生を生きていると思いました。
「ブスだから絶対モデルなんか無理だろう。」外野は簡単に言えます。
僕も昨日の放送でそう思いました。
でもクソみたいな時間をやり過ごしている僕よりは何百倍もマシです。
昨日は動画がすぐにUPされてましたが、今見たら削除されちゃってました。
すいかと従業員
今日スーパーへ行った時のこと。
果物コーナーで60歳前後の女性が4分の1にカットされたスイカを手にしていました。
そのすぐ隣には男性従業員がいて、品出しをしていました。
スイカかー、いいなーと思っていたら、その女性が手に持っていたスイカを床に落としました。
男性従業員はその光景をチラっと見ることもなく、女性は落としたすいかを棚には戻さずにカゴの中に入れました。
その従業員は気づかなかったのでしょうか。
気づいたけど、気づかないフリをしたのでしょうか。
僕が目にした限りではそのスイカが粉々になっていたわけではなさそうでしたが、
なにせすいかです。
すいか割りという遊びがあるくらいですから、割れやすいのは確か。
その女性はすぐ隣に従業員がいたから気まずくてカゴに入れたのでしょうか。
だとしたら従業員が去ったあと、再びそのすいかを棚に戻すでしょう。
気づこうとしなかった従業員と落としたスイカをカゴに入れた女性。
どちらも人間力が試されます。
気づくべきだし、落としたすいかを責任もって買う勇気。
誰だって落とした果物なんて買いたくない。
もしそのまま買ったのだとしたらその女性は素晴らしいと思いました。