脳と心
昨日放送されたNHK「ドキュメント72時間」。
独男の数少ない楽しみの一つ。
山形県にある世界有数のクラゲの展示数を誇る水族館に訪れる人々を定点観測していました。
巨大水槽に漂うクラゲってものすごい美しい。
もはや生き物というよりも、きれいな景色や絵画を見ているようでした。
初めて知ったのですが、クラゲは脳と心臓がないらしいです。
それを聞いて羨ましいなぁと思いました。
脳も心臓もなければ、生きていることに悩むこともないのに。
クラゲさん、一体何のために生きているのですか?
それとも生かされているのですか?
少なくとも脳がないなら心もないのだろうから、クラゲになりたい。
ピンクと電話
今日40歳前後の男性で、ピンク色のT-シャツを着ている人がいました。
完全な偏見なのですが、
美容師とかアパレル以外の仕事をしている男性でピンク色のT-シャツを着る人って、相当な自信家だと思うのです。
あとは赤いくつ下とかも。
好みは別として、見た目はもちろんのこと内面や仕事に自信がある人は、普通の人があまりチョイスしない色やデザインを選ぶ傾向にあると思っていて、その代表格がピンク色。
一歩間違えれば「痛い人」に思われがちな色を、敢えて選んで着るというのは自分に相当な自信があるのだろうなと思います。
ちなみにそんな偏見があるので、自分は暗い色の洋服しか持っていません。
こんな性格でピンクのT-シャツ着てたらおかしいですが。
というか、出かける場所もないのでそもそも私服が必要ないのですけどね。
でも、好きな芸人は?と聞かれたら「ピンクの電話」と答えます。
みやちゃんとよっちゃん。
この時代に見ても笑えます。
普段楽しい会話もなく、テレビでも笑うことのない、笑い方を忘れた独男。
20代以下の人は知らないんだろうなぁ。
花金もクソもない独男は、金曜の夜もアパートでひきこもります。
他に行く場所がないので。
泳げ!とたいやきくん
今日仕事で外に出た際にたい焼きの屋台を見つけ、1個100円で売られていました。
親父があんこが好きなので、仕事帰りに届けようと思い購入。
仕事を定時であがり、実家へ寄って「たいやき買ってきたよ」と渡しますが、
親父は「うん」とだけ言ってすぐに食べようとも袋の中を確認しようともせずに受け取りテーブルの上に置きました。
「なんだよ、意外に喜ばないな・・・・」と思いましたが、あまり喜びを表面に出さない人なので、こんなものでしょう。
僕は思うのですが、
人に何か奢ってもらったりプレゼントしてもらったりするよりも、
ごちそうしたりプレゼントする方が喜びって大きいと思うのです。
自分が何かしてあげたことで相手が喜んでくれる。
それが嬉しくて、自分の幸せにも直結する。
そうしたい相手がいることが、本当の幸せではないかと。
特に親孝行に関しては親の為ではなく、自分の為にするものと僕は思っています。
おーい誰か~、独男からゴチされたりプレゼントが欲しい人、この指とーまれっ!!
ぶーん
なんだ・・・停まったと思ったら蚊だったわ・・・。
そっこう殺虫剤で殺しておいた。
フーフとトーフ
仕事が終わりアパートの駐車場に停車すると、すれ違いに建物から男性と女性のカップルが出てきました。
いつも駐車場には2台の車が停まっているので、おそらく夫婦でしょう。
奥さんのお腹がやや大きいように見受けられます。
旦那さんの手には、スーパーのマイバッグならぬマイカゴが。
これから2人で夕飯のお買い物?
1台の車に乗り込んで駐車場を出て行きました。
幸せそう。
僕は熱気の篭った暗い部屋に帰ると、一人で「ただいま」とため息、今夜の晩御飯の準備を始めました。
レタスとキュウリとトマトを切ってサラダ!
豆腐も買ってあったんだ、しかも枝豆豆腐!
あとはー、
あれれ・・・・
愛情と書かれた調味料がないぞ・・・?
あ、そうだ。
この前買いに行ったら、「あなたには売れません」と断られたんだ。
パンダとコアラ
上野動物園のパンダの赤ちゃんが産まれたというニュース。
生態系で考えればきっともの凄いことなのでしょうけど、パンダの赤ちゃんが産まれただけでNHKの19時にトップニュースで報道されるのだから、日本は平和だなぁと感じます。
例えばシリアのように内戦やイスラム国の問題を抱えている国の人は、今日食べる飯にも困っている人がたくさんいるわけで。
日本ではパンダとコアラって無条件に好かれて人気ですよね。
国民的お菓子にもなってますし。
さくさくパンダとか、コアラのマーチのように。
っていうか、コアラのマーチのマーチって何?
対してゴキブリなんて無条件に嫌われますよね。
ただゴキブリってだけで。
僕はゴキブリのように嫌われ者。
友達が一人もいない。
だから誰か殺虫剤でやっつけてくれ。
カビと星のカービイー
昨日争奪戦にてなんとかエサを確保しましたが、帰って野菜スープを作っていた時のことです。
にんじんやらもやしやらキャベツやら入れて煮たあと、最後の味付けは和風にしようとめんつゆをおたま一杯入れてかき混ぜ、そのめんつゆボトルを何気に見ると何かが浮いています。
ん・・・何だ・・・・
目を凝らします
何、この粒粒したやつ・・・・
はっ・・・ガクガクブルブル・・・
めんつゆボトルのラベルを見ると、「保存料を使用していないため、カビが発生することがあります。開封後は冷蔵庫に保管し、早めに使用してください。」と書かれています。
この時すでに開封して3~4か月、常温保存でした。
やってしまいました。
カビです。
作った野菜スープはそのまま鍋ごと捨てました。
これからの季節気をつけなければいけません。
お得だからと2Lのボトルでめんつゆとか醤油を買っても、おひとりさまは使い切る前に腐らせてしまう可能性が高いです。
本末転倒。
せめて夏の間は多少高くても小容量のボトルを買おうと思います。
年寄りハイエナに餌を譲らなかったバツでしょうか。
おれっていう人間は卑しいなぁ。
星のカービィー、早く僕をお星さまへ連れて行っておくれ。
秒速と5cm
朝起きてトイレ掃除と洗濯をし、週に一度の買い出しを済ませるともう他にやることがない。
鎖と首輪で繋がれた外飼いされている犬のように、息をするくらいしかない。
普段から散らからないようにしているし、散らかるほど物も持ってない。
だから週末に片付けとか別にない。
夕方には毎週末ルーチンとなった、産直へ半額の惣菜を買いに行く。
明日からの昼の弁当に持って行くおかずと、今晩のおかずを調達するため。
今日は凄まじかった。
店へ到着すると、ざっと見ても10人以上の年寄りがお惣菜コーナーに群がっている。
年齢的には自分などまだひよっこみたいなものだ。
そして時間となり半額シールが貼られ始めると、どこにそんな力があるのかと思うほどの秒速でシールが貼られたお惣菜が棚から姿を消す。
わずか5cmの距離での戦いだ。
自分もからあげとイカフライに手を伸ばす。
からあげは楽勝であったが、イカフライは5cmの差で他のハイエナの手が伸びてきたところでギリギリGETした。
半額シールが貼られ始めた30秒後にはあらゆるお惣菜が姿を消していた。
到着があと数秒遅ければ今日の狩りは失敗に終わっただろう。
他におからとポテトサラダも手に取り、半額4つで450円のお会計。
年寄りのハイエナたちよ。
ごめんな。
俺にも生活があるんだ。
そう心でつぶやく。
この世は弱肉強食。
年寄りのハイエナどもよ。
エサは譲れないんだけどさ。
もし長生きしたかったら、いつでも俺の命を差し出すよ。
生きてる意味がないから、こんな命でも良かったらいつでも。